OTSUMA TAMA Junior and Senior High School

学校案内

【校長室より】ニュースレター「多摩の風」vol.15

更新日時:2023年11月15日

【校長室より】ニュースレター「多摩の風」vol.15



ニュースレター「多摩の風」とは

本校の多彩な教育活動とその魅力を皆さんに紹介したいと思い、整理・編集したのがニュースレター「多摩の風」です。生徒には紙で配布しておりましたが、校内外問わずご好評をいただいていたので、今年度からはHPでもご紹介する運びとなりました。ぜひ、ご覧ください。(一部内容につきましては、学校生活ブログでも紹介しております。)


PDFとしてのダウンロードはこちらから可能です。(「多摩の風」vol.15 )

過去の記事



文 化 祭(第36回 欅祭)



 9月16日(土)、9月17日(日)に、大妻多摩の文化祭「第36回 欅祭 Change to Next→ 」が開催されました。コロナの影響で数年にわたって文化祭の形態に制限がかかり、その間にいろいろ失われたスキルもある一方で、古い考えにとらわれず、新しい試みもあり、大変盛り上がった文化祭となりました。

 今年度の文化祭は、各学年・クラスによる企画展示はもちろん、部活動ならではの出し物や、小学生を対象とした学校見学ツアー、部活動体験、夏休みの実施から2回目となる幼児対象「つまたまあそびひろば」など、数多くの企画が行われました。在校生のお父様方で構成される「おやじの会」では、久しぶりに露店が復活し、より文化祭が活気づきました。2011年から交流を続けている岩手県岩泉町の特産品の販売では、生徒会を中心に、焼き魚や野菜、飲むヨーグルト、龍泉洞の水を使ったサイダーなどの飲み物や、化粧水を並べました。




 これまでの文化祭はテーマを設け、それに沿った「研究展示」を行っていましたが、今年度は「研究展示」から「企画創作」へと部門の名称を変更し、自由な発想で出し物を行ってもらう新しい試みにも挑戦しました。当日を迎えてみると、それぞれの団体の色が出た、個性豊かな内容になっていたと思います。
 次に、文化祭実行委員長を務めた高校2年生の松本さんに文化祭を振り返ってもらった文を紹介します。


文化祭実行委員長 松本さんのコメント


 ごきげんよう!文化祭実行委員長の松本です。皆さん文化祭お疲れ様でした。
 今年はコロナの勢いも収束し、完全体の文化祭を行うことができ、とても嬉しく思います。完全体の文化祭は私たち高校2年生が中学1年生の時に実施して以来なので、ほぼ生徒全員が1年生のような気持ちで文化祭に挑みました。わからない事がたくさん、やる事もたくさんで、不安や大変だった部分が多かったと思います。そんな中でも、文化祭実行委員をはじめ、生徒の皆さんが一生懸命準備し、盛り上がってくれたことにより、文化祭2日間を無事完走できました。携わってくださった先生を含め、本当にありがとうございました!!

 今振り返ってみると、今回は新しいことに挑戦してみたり、おおきなアクシデントが起こったりと、いろいろな事が起こった文化祭だったなと思います。その分、沢山の方々の記憶に残る文化祭が作れたな、とも思います。

 改めて1年間本当にありがとうございました。ごきげんよう。

———

 


 手探り状態での準備が続いたと思いますが、みんなが楽しめる活気ある文化祭を作り上げてくれました。来年度は、今回の貴重な経験を活かして、さらにパワーアップした文化祭にしていきましょう!




高2 修学旅行(奈良・京都方面)


 10月1日(日)から5日(木)にかけての4泊5日の日程で、高校2年生は奈良・京都方面へ修学旅行に出かけました。この学年にとっては、本校に入学以来初めての修学旅行でした。

【第1日】


 集合時間帯にJR横浜線が運転見合わせになるという大きなハプニングがありましたが、各自が交通手段を工夫して迂回ルートを使い、また友人と連絡を取り合い助け合いながら新横浜駅に集合しました。数名は新幹線の出発に間に合わなかったものの、名古屋駅で近鉄線に乗り換える前に合流できて、全員が予定通り奈良に到着することができました。
 最初の見学地、室生寺ではあいにくの雨に見舞われ、奥の院まで登ることは叶いませんでしたが、杉木立に囲 まれた弥勒堂、金堂、本堂、五重塔と、そこに安置されている見応えのある仏像をお参りできました。
 次の見学地の長谷寺では次第に雨も止み、本堂の舞台では奈良の雄大な自然を眺め、クラスごとに記念撮影をすることができました。御本尊の身の丈10メートルを超える十一面観世音菩薩は、やはり圧巻だったようです。そのほか、御朱印をいただいたり、おみくじを引いたりと、それぞれが有意義な時間を過ごすことができたようです。


【第2日】


 午前中は、ホテルの目の前にある談山神社と、安倍文殊院を訪れました。
 談山神社では、十三重塔や本殿をはじめとする建造物を、大化の改新にまつわる人物のエピソードを伺いながら巡りました。安倍文殊院では、渡海文殊群像を前に御住職の法話を聞き、知恵の仏様である文殊菩薩に学業成就を祈願しました。皆さん、いつにもまして真剣にお祈りしているように見受けられました。また、境内のコスモス畑も見頃を迎えており、味わい深い風景を楽しむことができました。


 午後は飛鳥地方の班別自主研修です。さわやかな秋晴れに恵まれ、事前に立てた計画に基づいて、のどかな田園風景に囲まれた寺院や史跡を巡るサイクリングを楽しみました。かつて古代の都が置かれていた飛鳥の地が今はのどかな田園地帯となっていることに、歴史のロマンを感じた人も多かったのではないでしょうか。
 夕食は、多武峰観光ホテル名物の義経鍋。旅行委員の問いかけに対し、「美味しかった」と声を揃えて元気に答えていた様子が印象的でした。


【第3日】


 この日はコース別研修です。「唐招提寺、秋篠寺、興福寺、東大寺、平等院」、「薬師寺、興福寺、東大寺、春日大社」、「法隆寺、興福寺、東大寺、浄瑠璃寺」、「當麻寺、興福寺、東大寺、平等院」の4種類のコースから、各自が希望するコースを選択しました。
 修学旅行生や外国人観光客で賑わう奈良公園周辺の寺社、閑静な地にひっそりと佇む秋篠寺や浄瑠璃寺・・・。いずれの寺社でも、ご住職やガイドの方のお話、解説を 熱心に聴き、様々な知識を得、それぞれの味わいを知ることができました。
 東大寺と興福寺はいずれのコースにも含まれています。やはり、東大寺の大仏殿と大仏の大きさには皆さん圧倒されたようです。また、興福寺の阿修羅像などの事前に学習してきた仏像に関しては、特に時間をかけてじっくりと細部を見ている人が多くいました。

【第4日】


 4日目は、京都班別自主研修でした。各班で自分たちの興味関心に沿って1日の行動計画を立て、京都の街を巡りました。海外からの観光客に話しかけられた班もかなりあったようで、たびたびニュースになっている「インバウンド」を肌で実感できたのではないでしょうか。
 初めての地での自主行動では全てが計画通りにはいかなかったかもしれませんが、班員が協力し合い、充実した1日を過ごすことができたようです。
 5日目は、クラスごとに事前に選択したコースでの見学です。1・2組は、「金閣寺、龍安寺、天龍寺」、3組は「下鴨神社、永観堂、南禅寺」、4組は「二条城、三千院」を訪れました。参拝の方法や、仏像の注目ポイントを教え合うなど、 ここまでの4日間で学んだことを生かそうとする会話が聞こえてきました。

 5日間、大きな怪我や病気もなく、参加者全員が無事に帰途につきました。
 この学年にとって今回の旅行は、中高6年間で一度だけの修学旅行となりました。ここに至るまで様々な思いがあったことでしょう。実施が叶い、全行程を終えた今、見学地に関する知識を得ただけでなく、同級生と寝食を共にすることによって様々な気付きや発想を手に入れ、その一つひとつがかけがえのない思い出として心に刻まれたことと思います。






「多摩市気候市民会議」に本校の生徒4人が参加


 5月から7月にかけて、5回にわたって多摩市気候市民会議が開催され、本校から高2の山室莉子さん、高1の田中咲妃さん、針谷碧さん、五十嵐心寧さんの4人が参加しました。
 「気候市民会議」とは、喫緊の課題である気候危機に対し、市民一人ひとりが「自分としてできること」、そして「地域でできること」などを考え、そのために行政や民間事業者はどのような支援をすべきなのか、ということを話し合うための場として開催される会議です。2020 年にフランスとイギリスではじまり、日本でも札幌市や川崎市その他の市で実施されています。


 今回、多摩市でも気候市民会議が開催されることになり、本校からは4月1日にパルテノン多摩で行われた多摩市主催の「未来創造ワークショップ」に参加した20人の生徒の中から上記の4人が参加させていただけることとなりました。多摩市ではこの会議で議論された意見を、環境保全等に関する総合的な計画である「多摩市みどりと環境基本計画」(計画期間:令和6年度から令和15年度までの10年間)に反映させる予定です。
 本校のホームページには毎回の会議の様子が紹介されています。その記事の中から、毎回書いてもらった感想の一部を紹介します。


以下、記事抜粋


 今回は第二回という事で、前回教えていただいた内容に加えた少しの講義を受けた後、話し合いがメインの時間となりました。今回の話し合いのテーマは「脱炭素へ向けて身近な生活の中で出来る取り組みや工夫」というものでした。最終的に各班三案ずつアイデアを出し合い、皆さんの前でプレゼンをしました。
 私が属していた班は私以外の方々が全員大人の方で、話し合いの内容が高度なもので勉強になりました。皆さんが素敵な案を出される中で、私が一番驚いたのが「二酸化炭素排出を抑えている会社や、地球温暖化対策に取り組んでいる会社に投資をしよう。」という案でした。この方法を実現すると一番手っ取り早く対策がとれるし、技術開発の後押しにもなるので良いなと感じました。さらにこの意見に「一口100円からの投資にしたら、市民の方も気軽に始められるのではないか。」という意見も加わり、班のアイデアの一つとして採用されました。
 学生である私には思い浮かばないような発想が聞けて、幅広い年齢層が集まる会議という貴重な体験をしているのだという事を実感し、有意義な時間が過ごせました。

 最終回となる第五回の気候市民会議では、 前回取りまとめた市への提案のブラッシュアップを行いました。
 私は七つある分野の中からエネルギーをテーマに選び、話し合いに参加しました。今日のエネルギー問題と地球温暖化問題を絡め、エネルギーを「作る・貯める・使う」の三つの観点で議論を進めました。
 議論が深まるにつれ、エネルギー関連を始めとする気候変動対策の取り組みは、取り組む主体が一つではなく、行政や企業などの主体が協働することが大切なのだと再認識しました。
 話し合いの輪には様々な年代の方々がいらっしゃり、同年代の子が集まる学校とは異なる環境で新鮮でした。自分には思いつかなかった発想を取り入れることが出来、知見が深まったので良い機会だったと思います。
 最終的に今回は、全五回を通して議論しまとめた内容を市長に直接提出することで会議は終わりましたが、これで終わりではなくこれからも気候変動問題を自分事として考えていくことが必要だと考えました。

以上


 会議では多摩市長から声をかけていただく場面もあったようです。ホームページの記事を読むと、地域の方たちとの話し合いを通じて参加した4人が成長していく様子がうかがえます。時間があったらぜひホームページのほうもご覧ください。(該当記事はこちら
 今回紹介した4人のように、より多くの生徒の皆さんが社会とのつながりを見つけて、社会の一員として成長していってくれることを願っています。




住友商事 Mirai School ~社員と一緒に考えるキャリア・デザイン


 9月2日(土)の放課後、希望者を対象に、住友商事による「Mirai School」がおこなわれました。
 「Mirai School」は、未来を担う高校生が自分のキャリアや将来を真剣に考えるきっかけとなるように、住友商事が各学校に派遣した社員が「多様な価値観」と「経験」を熱く語ってくれるキャリア教育プログラムです。今回はお二人の女性社員にご来校いただきました。中学生4人、高校生17人の合計21人の生徒が参加しました。


 住友商事といえば日本を代表する総合商社のひとつで、多数の国々と取引をおこなうグローバル企業として有名ですが、もしかすると総合商社というのは中高生にはあまり馴染みがないかもしれません。今回この企画に参加した皆さんは、総合商社とはどのような企業なのかを知るだけでも勉強になったのではないかと思います。
 サステナビリティ推進部所属のWさんは、会社がSDGsに寄り添った社会貢献ができるように、カーボンニュートラルに取り組んでいることを紹介してくださいました。また、人事部所属のTさんは、ご自身の大学時代の挫折や二度の転職を経て現職に就くことになった経験を通して得たキャリアデザインについての考え方を語ってくださいました。
 参加した生徒の皆さんはお話の合間によく質問をしていました。また、最後のグループディスカッションのあとには、各グループとも自分たちの考えをまとめて素晴らしい発表をしてくれました。会の終了後に講師のお二人が、質問したり発表したりするときの皆さんの立派な態度に感銘を受けて、「私たちも勉強になりました」と伝えてくださったほどです。きっと皆さんはしっかりと自らの力で「Mirai」を切り拓いていってくれるだろうと感じさせてくれるひとときでした。

 


高校1年生 出雲さんが自作の曲を東京芸術劇場で演奏

 9月10日(日)、高校1年生の出雲さんが、池袋にある東京芸術劇場で開催されたコンサートで自作の曲を演奏しました。次に、出雲さんがこの貴重な経験について書いてくれた文を紹介します。


出雲さんのコメント


 9月10日に開催された「ヤマハ・ガラ・コンサート2023」に出演して、自分で作った曲を演奏しました。今回このよう な機会をいただけたことをとても嬉しく思っています。
 私は小さい頃からヤマハ音楽教室に通っていて、JOC(ジュニアオリジナルコンサート)に小学1年生から毎年参加してきました。このJOCは15歳までが参加できるもので、私も中学3年生まで続けて頑張ってきました。



 小さい頃は頭の中に曲がどんどん思いつきましたが、作曲を勉強していくうちに、曲の構成や先の展開を考えるとなかなか曲作りが進まず、苦労することが増えました。それでも曲作りが好きなことや、作った曲をアレンジすることが楽しいことから途中でやめずに続けてきて良かったと思います。
 今まで作った曲には、ピアノのソロ曲、連弾、アンサンブル曲があります。今回演奏した曲は中学3年生の時に作ったもので、バイオリンとピアノのアンサンブル曲です。

 私は、小学生の時に生のバイオリン演奏を聴いて、その音色が素敵だと思いました。中学に入学して、自分でもバイオリンを弾いてみたいと思い弦楽部に入りました。バイオリンを練習してみると、ピアノとは違った表現ができてとても魅力的であることがわかりました。そのため、バイオリンとのアンサンブル曲を作りたいと思うようになりました。

 今回の曲は、バイオリンならではの感情を豊かに表現したメロディーになるようにすごくこだわって作りました。しかし、モチーフを決めるのに時間がかかったり、曲を途中まで作ってみたらいつの間にかピアノ曲のようになってしまったりと大変でした。それでも何度も何度も作り直し、苦労して完成させました。

 私にとって今回とても良い経験になったのは、大きな舞台で演奏できたことです。また、夏休み中の集中レッスンは普段の練習よりも密度が濃く、新しく多くのことを学べて、自分を大きく成長させてくれるものになりました。本番では、最初は少し緊張しましたが、演奏しているうちにその緊張もほぐれてきて、これまで練習してきたものを全て出し切ることができました。ご指導くださった先生方、共演していただいたバイオリニストの方にとても感謝しています。

———

  東京芸術劇場で演奏するなんてそうそう経験できないことですね。長い間努力を続けてきたことがこのように実を結んですばらしいと思います。
 きっと出雲さんのほかにも、学校外で活躍している人がたくさんいると思います。もしそういう人を知っていたらぜひ情報を寄せてください。どんどんこの『多摩の風』で紹介して、皆さんに刺激を与えてもらいたいと思っています。







ブリジディーン・カレッジからの留学生を迎える



 9月18日(月)、姉妹校であるオーストラリアのブリジディーンカレッジより留学生が来日しました。新型コロナウィルスの影響を受けて留学生の受け入れを中断していたので、5年振りの受け入れとなりました。

 以前は2、3人でしたが、数年ぶりの再開で留学希望の生徒さんが多く、今回は5人も来てくれました。どの生徒さんも、留学を心待ちにしながらもオーストラリアを出発する時はずいぶん緊張していたそうですが、羽田空港でホストファミリーに会えた時にはとびきりの笑顔を見せてくれ、こちらも安心しました。


 中2の皆さんの中には、この夏にグローバル・キャリア・フィールドワークでブリジディーンカレッジを訪れたときの交流会で会話をして、顔を覚えていた留学生もいたかもしれませんね。
 2週間という短い滞在期間ではありましたが、彼女たちは積極的に本校の教育活動に取り組んで、学校生活を楽しんでくれたようです。とくに「書道」の授業と、部活動で参加させてもらった「茶道」が日本の文化を感じることができて楽しかったそうです。
 お手伝い係として留学生のお世話をしてくれた人たちだけでなく、多くの人たちが彼女たちの留学生活をサポートしてくれました。ありがとうございました。きっと本校の皆さんにとっても、はるばるオーストラリアから来てくれた友人たちと交流を深められて楽しい時間を過ごせたことと思います。





第3回 ウクライナ講演会

 



 9月30日(土)午後、第3回のウクライナ講演会を開催しました。今回は昨年6月に開催した第1回と同じく、朝日新聞国際報道部長の春日芳晃氏と写真記者の竹花徹朗氏にご来校いただき、話をしていただきました。春日氏に現在のウクライナの状況を概説していただき、竹花氏にはたくさんの写真と動画でウクライナの現状を説明していただきました。


   第1回には生徒・保護者あわせて200名以上の参加がありましたが、今回は生徒・保護者・OGあわせて47名。国際社会と同じくウクライナへの関心の低下を感じました。ただその一方で、関心のある生徒が集まっていたためか、質疑応答ではたくさんの鋭く深い質問が出ました。講演会終了後にもお二人のもとへ行き、質問を続ける生徒が何人もいて、春日氏は「純真な生徒さんに出会えて、心洗われる時間でした。前回よりも充実した会でした」とおっしゃっていました。
 平和な世界を築いていくために、ウクライナのことを忘れないようにしたいですね。




編集後記

 今号では夏休み中の活動を紹介しました。このほかにも様々な活動を通して、一人ひとりが成長できた夏休みだったことでしょう。2学期も文化祭、修学旅行、校外学習、部活動の新人戦など、たくさんの行事がありますね。しっかり勉強と両立させながら、充実した2学期にしていきましょう。