学校案内
沿革と大妻多摩の教育方針
沿革
大妻学院の歴史は、学祖大妻コタカが1908年に東京都千代田区に裁縫と手芸の私塾を開設したことに始まります。1917年には大妻技芸学校と校名を変更、校訓「恥を知れ」が制定されます。学院の80周年記念事業の一環として、1988年多摩キャンパスに大妻多摩高等学校が設立され、その6年後に中学校も併設されました。2008年、創立100周年記念事業として3つのCALL教室、5つの理科実験室を備えた新館が増設、2015年には3階建ての図書館棟であるアカデメイア棟が建設されました。2019年には学院110周年を記念して、千代田・多摩両キャンパスで様々なイベントや講演会が開かれ、さらに大妻多摩高等学校創立30周年を記念して谷川俊太郎作詞、谷川賢作作曲の新校歌が作られました。
校訓
「恥を知れ」
これは自らの心に対して、人に見られたり聞かれて恥ずかしい行いをしなかったか日々自らを戒める言葉です。この言葉には自分の未熟さを認めて謙虚になりなさいという意味がこめられています。
学校目標
「予測困難な未来社会の中で活躍・貢献する女性の育成」
教育理念
大妻コタカは「理想は高遠に、実行は足もとから」をモットーに、社会で活躍できる自立した女性の育成を目指して大妻学院を創立しました。
大妻多摩中高独自の理念は、「自立自存」「寛容と共生」「地球感覚」の3つを柱としています。「自立自存」とは、主体的に行動し、自らの未来を切り拓くこと。「寛容と共生」とは、異なる価値観を尊重し、他者と協働すること。「地球感覚」とは、地球規模の視野で、相互の連携を深めることを指します。様々な文化的背景を持った人々との関わりが避けられない21世紀のグローバル社会において、日本人としてのアイデンティティをしっかり身につけ、確かな学力と豊かな人間性を兼ね備え、予測困難な未来社会の中で活躍・貢献できる人材を育成します。
教育の特色
「礼儀とマナー」を重んじる伝統の女子教育に加え、大学入試に向けて「思考力・判断力・表現力」を育て、6年一貫を最大限に利用した効率の良い無駄のない先取り教育を行っています。大妻多摩中高では予測困難な未来社会の中で活躍・貢献する女性の育成を目指して、2019年度からTsumatama SGLをスタートさせました。これは①好奇心・探究心・論理的思考力を養うための科学教育プログラム(Science Education)、②世界的視野・コミュニケーション力を養う国際教育プログラム(Global Education)、そしてこの二本柱の基盤となる③高い学力・幅広い教養・人間関係スキル・豊かな人間性を育む教養教育プログラム(Liberal Arts)から成り立っています。