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【15】ツバメ号の伝書バト
2020/07/16
著者:アーサー・ランサム 出版社:岩波書店
「ツバメ号」シリーズ第6作目。
夏休み、ナンシイとペギイ(アマゾン号)の町に、ジョン、スーザン、ティティ、ロジャ(ツバメ号)と、ドロシア、ディック(Dきょうだい)が揃った。ナンシイたちの叔父ジムは、金鉱を探して南米に渡っていたが成果はなく、間もなく帰国するという。8人は、叔父のために、町から離れた山の中にキャンプして金を探そうと計画する。
☆☆☆「子どもたちだけで寝泊りするなんて!」と心配する大人たちを説得するために、井戸を掘って水を確保したり、伝書鳩で日々の連絡を取れるようにしたり。また、これまでは年下だからと、面倒を見られる立場だったロジャたちが、自分で考え、決めて行動する姿も描かれます。
本を読むのが好きなティティと、いつも物語を考えているドロシアが、野外での活動の合間に2人だけで語り合う場面があり、その楽しさ嬉しさには共感できるひとも多いのでは?と思いました。