OTSUMA TAMA Junior and Senior High School

進路指導

 
 

卒業生のことば



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Messages from Our Alumnae

これから入学するみなさんへ向けて、大妻多摩を巣立っていった先輩方からメッセージが届きました。
過去3か年分のメッセージを掲載しています。



Sさん(早稲田大学 教育学部 理学科生物学専修 進学)

(2024年度卒業生)

   
合格大学
明治大学 農学部生命科学科
上智大学 理工学部物質生命理工学科
立教大学 理学部生命理学科
北里大学 理学部生物科学科

 大妻多摩での6年間はとても充実していて、入学した時の自分からは考えられないほど学力も人間性も成長しました。
 中学1年生から引退まで所属した硬式のテニス部では辛い練習もありましたが、仲間と一緒に部活動を続けてきたことはかけがえのない大切な思い出です。
 大妻多摩は進路について考える機会を多く設けていると思います。私は入学当初将来の夢や行きたい大学について何も考えておらず、ただ漠然と理系で大学受験をするのだろうとしか考えていませんでした。将来について考える授業が学年をまたいで何度もあるので、学年が上がるにつれて大学で学びたい分野や志望大学がはっきりと決まっていき、受験をするときには今までの人生で一番やる気に満ち溢れていたと思います。
 また、学校ではたくさんのよい仲間や先生にも出会えました。人見知りな私でもほとんどの人と話したことがある、という環境は女子校ならではだと思います。最後まで一緒に自習室で勉強した仲間や先に受験が終わってもサポートをしてくれた友達の存在はとてもありがたかったです。私は学校での勉強や自主学習を主軸にしていましたが、大量の質問や長い記述ばかりの添削を持って行ってもどの先生も熱心に教えてくださって、先生方には本当にお世話になりました。

受験生に向けたメッセージ
  私はのびのびとした大妻多摩で周囲のサポートのもと、たくさん成長してたくさん挑戦できました。入学するみなさんが中身の濃い学校生活を送れることを願っています。

Gさん (早稲田大学 文化構想学部 文化構想学科 進学)

(2024年度卒業生)

   
合格大学
上智大学 総合グローバル学部総合グローバル学科
上智大学 外国語学部英語学科
立教大学 異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科
青山学院大学 国際政治経済学部国際コミュニケーション学科

 大妻多摩で過ごした六年間はわたしにとって大変刺激的で実りのあるものでした。
 わたしは六年間テニス部に所属していました。部活動を通じて、周囲を気にかける力やコミュニケーション能力などを身につけ、また、互いに助け合うことの大切さを学ぶことができました。部活動で培ったこれらの事柄は、自分自身の成長に大きく寄与したと思います。苦楽を共にしてきた同輩や部活動での思い出は、これからも大切にしていきたいかけがえのないものです。
 また、高校二年生の時にロシアによるウクライナ侵攻やガザでの紛争に関する特別講義、朝日新聞の本社を訪問するイベントに参加したことで、自分の興味関心のある分野を知ることができ、それまで漠然としていた自分の進路や将来に輪郭を与えてくれました。大妻多摩には特別講義やイベントに参加できる機会がたくさん設けられていると思うので、少しでも気になるものにはぜひ積極的に参加してみてほしいと思います。進路決定に関する手掛かりは思いも寄らぬところに隠れているはずです。 
 受験期には友達や先生方に何度も助けられました。辛い時、互いに励ましあった友達や、最後の最後まで質問や相談に乗ってくださった先生方には感謝してもしきれません。友達や先生方がいたからこそ受験という高い壁を乗り越えることができたと改めて実感しています。また、選択授業や長期休暇中のゼミなどを上手く活用したことで、受験勉強を効率的に進めるとともに苦手な分野を克服することができました。
 このように大妻多摩には素敵な友達や先生方、また進路や将来についてじっくり考えることができる機会に恵まれていると思います。在校生の皆さん、そしてこれから入学予定の皆さんにも大妻多摩の十二分な環境を最大限活用し、充実した学校生活を送ってほしいと思います。


Iさん (東京都立大学 健康福祉学部 看護学科 進学)

(2024年度卒業生)

合格大学
防衛医科大学校 医療教育学部 看護学科

 大妻多摩は私が人として成長するきっかけを与えてくれました。この素晴らしい環境があったからこそ、自分が本当に将来やりたいこと、それを実行できる大学を見つけることができたと感じています。
 私は弦楽部に所属していました。弦楽部は部員数が40人以上の規模が大きい部活でした。そのため、部員だけでなく部長という立場を経験したからこそ情報伝達をはじめとするコミュニケーションの難しさがありました。だからこそ、日々の何気ない会話や互いに協力し合うことの大切さを学びました。部活動以外では学級委員や文化祭実行委員などに所属していました。どの場面でも生徒が主体となり行動することが求められました。そのおかげで私の人間性や社会性、実行力という力は磨かれたと感じています。実際、英国セミナーや英語のプログラムなどに自主的に参加できたのは学校生活の中で積極性を磨かれたからだと感じます。
 何よりも学習環境の良さは学習面での成長に大きくつながりました。授業の定期的な小テスト、長期休みの講習などの充実した学習サポート。自習室をはじめとする自主学習の環境の良さは勉強習慣を身につけさせてくれたと感じています。そして、先生方の質問対応や添削指導など個人的なサポートを行って下さったことが大学受験において大きな支えになってくれました。また、勉強の継続という点で友達は大きな存在でした。私は学校の自習室を19時まで利用したのですが、その際に友達と一緒に勉強したからこそ、学習を継続できました。
 6年間の学校生活はとても濃密で、学力だけでなく人間性も高めてくれる環境でした。新入生、在校生の皆さんが実りある学校生活を送れるよう心から願っています。

T (慶應義塾大学 商学部 進学)

(2024年度卒業生)

合格大学
慶應義塾大学 文学部
明治大学 経営学部 政治経済学部 商学部
立教大学 経済学部
中央大学 経済学部

 友達と共に笑い合い、たくさん学べたこの六年間は私にとって、かけがえのない大切な時間でした。特に体育祭や修学旅行などの学校行事はとても楽しかったです。
 私が中学・高校で続けてきたことは、何事も楽しむということです。中学生の頃から友達と一緒に定期テストで点数を競い合ったりしたことで、好きではなかった勉強も少しは楽しくすることができましたし、そのような体験を積み重ねた結果、受験勉強も楽しむことができました。
 進路相談に親身になって応じてくださったり、文章の添削を行ってくださる先生方がいらっしゃったり、自習室、図書館等の充実した設備がある大妻多摩は、とても勉強するのに適した環境がそろっていて素敵な場所でした。自習室で勉強した後に、窓を見ると一面に広がるグリーンは目に優しく、特に私の推しポイントです。
 在校生の皆さんがこれからも大妻多摩で楽しく、充実した学校生活を送れることを願っています。

Fさん (早稲田大学 文化構想学部 進学)

(2023年度卒業生)

合格大学
慶応義塾大学 文学部
中央大学 文学部

 大妻多摩での学校生活は、授業内外で様々な分野に対する興味や関心を深めて進路をじっくりと考える機会に恵まれた6年間でした。

   私は剣道同好会とパソコン部に所属していました。剣道同好会は少人数の部活でしたが、だからこそ最高学年として部長を務めた際には部員ひとりひとりに気を配り、個人を尊重して接する姿勢を学んでいくことができました。パソコン部では他の部員と協力して、構成・脚本を一から考えてショートフィルムを作ったことがとてもいい思い出です。

 通常授業や季節講習の内容は非常に充実しており、さらに希望進路に合わせた選択科目の履修を通して受験勉強を着実に進めることが出来ました。私の場合はアカデミック英語や小論文対策を行う国語表現といった授業に取り組んだことで志望校の入試で十分に戦える実力がついたと感じています。個人的な質問や添削指導の際には些細な疑問でも先生方と真剣に話し合うことが出来たことに本当に感謝しています。

 悩むことも多かった中高の生活でしたがこの学校での友人や先生方への信頼は学校生活の長さの分とても厚く、まるで家のような安心感に長らく支えられてきました。在校生、また入学予定のみなさんは、ぜひこの大妻多摩で出会った方々に安心して背中を預け、好きなことに邁進する充実した日々を送ってください。





Tさん (オーストラリア スウィンバーン工科大学 進学)

(2023年度卒業生)

合格大学
スウィンバーン工科大学 (オーストラリア)
ビクトリア大学 (オーストラリア)
カトリック大学 (オーストラリア)

 私は大妻多摩で6年間を過ごし、多くのことを学び、経験し、かけがえのない仲間と出会うことができました。中学1年生から高校3年生まで所属していたバレーボール部では、プレーが思い通りにいかず逃げ出したくなる時もありましたが、支えてくれるチームメイトがいてくれたからこそ、時には厳しい練習も乗り越えることができました。本当にこの部活に入ってよかったと今でも思っています。

また、私はオーストラリアの大学に進学する為、他の同級生とは進路が全く違い、最初はとても不安でした。しかし、先生方がとても親身になって相談に乗ってくださり、海外大学進学に関しての説明会などがあるとすぐに教えてくださったので、とても心強かったです。

 正直これから先オーストラリアで自分がやっていけるのかとても心配ですが、6年間この学校で過ごし、主に部活を通し、精神面でも成長し、自分に対して自信がついたのでおそらく乗り越えられると思いますし、例え挫折しても大妻多摩で過ごした日々のことを思い出せばすぐに立ち直れると思います。

皆さんもぜひ、この大妻多摩で充実した日々を過ごし、どんどん新しい事に挑戦していって欲しいです。





Aさん (北里大学 医学部 医学科 進学)

(2023年度卒業生)


 素晴らしい友人たちと先生に囲まれて過ごした中学、高校生活は私にとって一生の宝物です。所属していた茶道部では、先輩や後輩と力を合わせてお茶会の構成を練り上げていったことが印象に残っています。体育祭や合唱祭などでクラスメイトと優勝を目指し日々練習を重ねたこともよい思い出です。

 また、毎年の担任の先生との面談や先輩を囲む会などを通して早い段階から自分の進路について深く考え、決定することが出来たのは、大学受験において大きなアドバンテージとなりました。

大妻多摩は、夢を全力で追いかけられる環境と切磋琢磨しあえる仲間が揃う素敵な学校です。新入生、在学生の皆さんが6年間を通して、様々な学びを得、充実した学校生活が送れることを心から願っています。





Eさん (日本大学 生物資源科学部 バイオサイエンス学科 進学)

(2023年度卒業生)


 私の大妻多摩で過ごした6年間はとてもかけがえのない宝物です。まず6年間の学校生活で最も記憶に残っていることの一つとして体育祭です。私は体育祭副委員長を務めました。大妻多摩の体育祭は広大なグラウンドで行われ、生徒のみんなが伸び伸びと楽しめる行事です。そんな行事を副委員長として委員会のみんなでどのようにしたらよりよい行事になるか話しあい、つくりあげることは決して簡単なことではありませんでしたが、体育委員会の活動を通して互いの意見を尊重しあうということの大切さを学び、とてもよい経験となりました。
 二つ目にダンス部です。ダンス部は約60名で構成されています。文化祭で披露しているダンスは部員のみんなでつくりあげたダンスであり、そんなダンスを文化祭のステージで踊りきったときの達成感は計り知れません。副部長として部員をまとめるうえで、互いを理解し合う寛容さと統率力の両方を心がけることが大切だということを学びました。
 これらの学んだことはこれからの人生でとても大切なことだと思います。そんな経験ができたのは大妻多摩で出会った友達、後輩そして先生方の支えがあったからです。みなさんも大妻多摩で素敵な仲間に出会い、大妻多摩でしかできないたくさんの経験をしてほしいです。





Mさん (東京農工大学 農学部環境資源科学科 進学)

(2023年度卒業生)

合格大学
明治大学 農学部
芝浦工業大学 システム理工 など
成蹊大学 理工学部

 大妻多摩は環境に恵まれたのびのびと過ごせる学校です。私は6年間を通して多くのことを経験する場をもらいました。

 例えば修学旅行では、生徒が一から計画をたてる日があるのですが、その大変さを知るとともに予定通りに行かなかった時にどうするべきか、考える力を得る良い機会となりました。また、東日本大震災の被災地を訪問した折には、ニュースや雑誌だけでは得られない貴重な体験を通して、被災者の方々の気持ちに触れることができました。ほかにも、文化祭や体育祭、合唱祭でクラス一丸となって準備や練習を重ねた経験はかけがえのないものです。

 私は大妻多摩で、あたたかく見守り時には厳しく教えてくださる先生方や、隣で支えてくれていた友達のおかげで充実した学校生活を送ることができました。ぜひ、みなさんにも、この学校でさまざまなことに挑戦して視野を広げていってほしいです。






Nさん (立教大学 進学)

(2022年度卒業生)

合格大学
青山学院大学 経営学部 経営学科
明治学院大学 国際学部 国際学科
東京女子大学 現代教養学部 国際社会学科

 大妻多摩での6年間の思い出はどれも大切な宝物です。もちろん毎日いいことだけではありませんが、仲間や友達と切磋琢磨してたくさんのことに挑戦することができました。
 所属していたバトン部では副部長を務めて、創部3度目となる全国大会へも出場することができました。大きな舞台のために準備することは容易なことではなくチームメイトと沢山ぶつかり合い、正直辛い日々の方が長かったですが、舞台に立った時の光景は何にも変え難い素晴らしい瞬間になりました。
 受験勉強という大きな壁も大妻多摩という最高の勉強場所で素晴らしい先生方と頼もしい友人に囲まれなんとか乗り越えることができました。自習室に朝8時にきて勉強をして、夜7時までという生活では隣で友達が同じように勉強していることが私にとって大きな励みになりました。
 6年間の学校生活の半分はコロナによって行事が中止、延期、縮小され、思うようにいかない日々が続きましたが、その中でも今自分たちにできることを考えて精一杯学校での生活を楽しみました。部活三昧の日々の中でも先生が紹介してくださった課外活動に参加したり、姉妹校とのオンライン交流会に参加したりして自分を磨きました。
 大妻多摩はそんな自分磨きができる学校です。そして大切な仲間と出会う機会をくれ、素敵な先生方と出会う機会をくれました。そのような学校を卒業することを誇りに思います。皆さんも誇りを持って卒業できるような素敵な6年間を過ごせることを願っています。

Eさん (新潟大学 進学)

(2022年度卒業生)

合格大学
新潟大学 医学部 保健学科看護学専攻

 私にとって大妻多摩での6年間は、とても充実したものでした。
 日々の生活では、新型コロナウイルスの様々な影響を受けながらも、かけがえのない友達と、たくさんの思い出を作ることが出来ました。
 中高5年間続けたバレーボール部では、時に厳しい練習もありましたが、試合で勝つという目標に向かい、チームメイト達と高め合いながら練習に励んだ毎日は、とても貴重な経験です。
 大学受験では、たくさんの不安な事がありましたが、勉強面・生活面の両方で支えてくれた友達、両親、そして親身に相談に乗ってくださった様々な先生方のおかげで、自信を持って本番に臨むことができました。
 大妻多摩で得たたくさんの経験は、今後の私にとって、確実に力になるものだと感じています。在校生の皆さん、そしてこれから入学される皆さんが、大妻多摩で充実した日々を過ごされることを願っております。

Sさん (横浜国立大学 進学)

(2022年度卒業生)

合格大学
早稲田大学 創造理工学部 建築学科
明治大学 理工学部 建築学科
東京理科大学 工学部 建築学科

 大妻多摩の良いところを一つ挙げるとしたら、それは皆で助け合えるところだと思います。私たちの学年は高校生活においてコロナウイルスの影響を直に受けてきました。初めてのオンライン授業や学校行事の短縮など、慣れない事を多く経験しましたが、授業がない時は友人と電話やチャットで話すことで励まし合い、先生方からは行事を最大限に楽しめるような企画を提案していただきました。そのおかげで、充実した6年間を送ることができました。
 所属していた演劇部では、舞台にかける思いが強いあまりに意見が衝突することもありましたが、先輩後輩問わず助け合い、文化祭公演や大会などをやり遂げられたことは、今となれば良い思い出です。演者だけでなく、照明や音響、演出や舞台監督という裏方もやりました。のこぎりや金づち(演劇部ではナグリと言います)を振りあげ、自分たちで大道具を作るなんて、女子校でなければできない経験です。一つの作品を仕上げる過程では、与えられた自分のタスクを最後まで責任をもってやり遂げることの大切さを学びました。勉強との両立も大変でしたが、切磋琢磨するクラスメイトがいてくれたことで、学生の本分である勉学にも手を抜くことなくやりきることができ、本当に感謝しています。
 このように大妻多摩は、周りの人と助け合って大きなことを成し遂げられる場所です。皆さんも自らの責任を果たしつつ、同級生や先生方と助け合い、また励まし合って、豊かな学生生活を送られることを願います。

Tさん (東京外国語大学 進学)

(2022年度卒業生)

合格大学
早稲田大学 文化構想学部 文化構想学科
上智大学 外国語学部 ドイツ語学科
青山学院大学 文学部 英米文学科

 この卒業という機会に6年間を振り返ると、改めてこの大妻多摩で成長できたことを嬉しく思います。自然豊かで、先生も生徒も温かく、のびのびと成長できるこの学校は自分にとても合っていたと思います。
 私が6年間で特に熱心に励んだのは、吹奏楽部と文化祭実行委員の活動でした。どちらも仲間や先生に恵まれ、各々が素敵な個性や能力を持った同輩たちと、時には困難に立ち向かいながら切磋琢磨して一つのものをつくりあげたのは、何事にも代えがたい大事な経験です。
 また勉強面でも友人や先生にたくさん支えてもらいました。意欲的でいつも私にたくさんの刺激を与えてくれる友人と、先生方の的確なアドバイスを受けながら、様々な分野・難易度のものに取組んでいく過程で多くのものを得ることが出来たと実感しています。大変な受験期を乗り越えられたのも、大好きな自習室を使用しながら友人達と励まし合えたことが大きいと思います。
 改めてこの大妻多摩という学校には、自分のやりたいことを見つけたり、自分の能力を伸ばしたりすることのできる環境が揃っています。新入生をはじめ在校生の皆さんが、のびのびと成長していけることを願っています。