【ESS同好会】12月 模擬国連会議に参加しました【英語・国際】
更新日時:2026年1月29日
【ESS同好会】12月 模擬国連会議に参加しました【英語・国際】
12月26日・27日の二日間にわたり、千代田区の大妻女子大学にて、模擬国連会議が行われました(主催:大妻中学高等学校、渋谷教育学園渋谷中学校高等学校)。今回のテーマは「児童搾取の根絶と子どもの権利の保護」です。約400名の生徒が、5つの議場に分かれて参加しました。
本校からは8名の生徒が参加しました。そのうち高校2年生の3名は、E議場のフロント(議長・副議長・会議監督)を務め、会議の準備や円滑な進行のために尽力しました。この3名は、中学3年生の12月に初めて模擬国連を見学しました。そこから2年後、このような大規模な会議の運営に携わる機会をいただき、生徒たちの大きな成長を感じることができました。
また、高校1年生のペアと中学3年生のペアが、それぞれ大使として会議に参加しました。両ペアとも、これまでに複数回模擬国連会議への参加経験があり、今回の会議では、高校1年生のペアが決議案作成に向けて、積極的に他国と話し合いを重ねる姿が印象的でした。
他にも、高校2年生1名が運営補助として参加し、二日間にわたりフロントのサポートを担当しました。会議の円滑な運営のため、誠実に役割を果たしてくれました。
以下に、参加した生徒たちの感想を紹介します。
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高校1年Wさん(ベネズエラ大使)
「今回の大妻12月会議では南米に位置するベネズエラという国を担当させていただきました。ベネズエラは発展途上国と位置づけられており支援を得るため同じ立場にある国々と話し合い先進国とも交渉すべき国でした。
また今回、私はWP(1日目に提出する会議で話し合った内容をまとめ要望を盛り込んだ文書)、DR(決議案、最終的に会議で話し合って決めた内容をまとめ要望を盛り込んだ文書)の作成に初めて携わらせていただきました。事前に提出する文書の元となるものを作成し、他に同じようなものを持ってきた大使と内容を合わせてグループの意見を重んじて変更したり削除したり付け足したりしました。それによって作成したDRが全会一致で通った時の安心感はとても大きかったです。
今回は多くの新たな発見や挑戦が出来た会議でしたが、同時に反省点、悔しいと感じた点も多くあった会議でした。
まず、1日目に提出したWPでは提出の責任者とも言える提出国となることができたのですが、文書のスポンサーとなってもらえる国(スポンサー国)を書き切ることが出来ませんでした。そして、2日目には提出国になれず、前日と同じくスポンサー国を書けなかった上にミスも多く完全でない状態での提出となりました。今回フロント(議事進行)とアドミニ(会議のサポート)を務められた先輩方の模擬国連引退の会議でこのような結果となってしまったことが本当に悔しかったです。ですが先輩方のいる議場で模擬国連が出来たことがとても嬉しく、先輩方が模擬国連に携わる姿を見て、私も模擬国連を続けてこうなりたいな、と思う憧れの存在です。
今まで先輩方から教わってきたこと、今回の会議で学んだことをいかしてこれからの会議に繋げていきたいです。」
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高校2年Iさん(E議場 会議監督)
私は今回、フロント役職のひとつである会議監督(会議全体の取り締まり役)として会議に参加いたしました。フロントとして会議に挑むのはこれで2回目でしたが、前回は校内会議だったため、今回はまた異なった緊張感に包まれながら当日を迎えました。色々と失敗やミスも多かったのですが、大使のみなさんが温かく受け入れてくださり、次第に緊張がほぐれていったのを覚えています。また、大使として参加した後輩たちが積極的に議論に関わるなど、個人的にとても嬉しい場面も見受けられ、楽しい会議となりました。
次に会議監督として、会議内容についてお話しさせていただきます。1日目はWP提出、2日目はDR提出を最終目標としてはじまった今会議。私が所属するE議場は、全体として会議進行がやや速めであったように感じました。ルールのひとつに「必ず全ヶ国が賛成するDRを提出する」というものがありましたから、焦りの気持ちがあったのかもしれません。
最終的に提出されたDRの内容や、会議への参加態度など、改善できる点は他にもありましたが、私が今会議において一番気になったのは、DRにおける投票行動です。今会議では「必ず全ヶ国が賛成するDRを提出する」というルールのもと、E議場でも全ヶ国が同意し、DRは可決されました。しかし投票の場面では、反対票を入れるか迷っている大使が複数見受けられました。それにもかかわらず、反対票を投じにくい雰囲気を議場全体で作ってしまっていたことこそが、今会議で最も反省すべき点であると、私は考えています。
DRを可決させ、国際社会を発展させていくのは、とても重要なことです。しかし、その発展した国際社会で、取り残される国を生んでしまうのは、もっとよくない。視野を広げ、議場全体を俯瞰的に見渡す。これは、外交的な駆け引きや交渉術の話ではありません。会議に参加する一人ひとりが、議場の空気や他国の状況に目を配り、全員が納得した上で意思決定ができているかを考え続ける姿勢の問題だと、私は考えています。フロントの立場から議場を見ていると、発言の多い大使だけでなく、発言に踏み切れずにいる大使の姿も目に入ります。そうした大使に耳を傾けることもまた、模擬国連における重要な学びのひとつではないでしょうか。
これで引退ということもあり、少々長くなってしまいましたが、私からは以上です。今後も模擬国連に関わりつづけるであろう後輩たちが、これからどのように成長していくのか。その姿に思いを馳せながら、この文章を締めくくらせていただきます。
では、ごきげんよう。」