【ESS同好会】模擬国連 全国高校教育模擬国連大会(AJEMUN)に参加しました【英語・国際】
更新日時:2025年10月15日

参加したESSのメンバー5名。パナマ大使とニジェール大使を務めました。
模擬国連 全国高校教育模擬国連大会(AJEMUN)に参加しました
ごきげんよう。ESSでは、英会話の活動と同時並行で、模擬国連の会議にも定期的に参加しています。夏休みには、メンバー4名が全国高校教育模擬国連大会(All Japan Educational Model United Nations、以下AJEMUN)に参加しました
AJEMUNは、「だれでも参加できる全国規模の模擬国連大会」という目的のもと、毎年8月に2日間に渡って開催されている会議です。今年の会議は8月4日・5日に、国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました。本校からは、高校2年生3名と、1年生2名が参加しました。
会議の議題は「AIと軍事」です。生徒たちはペアで各国の大使役を務め、AIを軍事に使用することを禁止するべきか、禁止しないのなら、どのようなルールが必要かについて議論を重ねました。会議の様子を、参加した高2のKさんに紹介してもらいます。
【参加した高2Kさんより】
私は「外交」に初めて挑戦しました。模擬国連でいう外交とは、それぞれのグループの政策の相違点や共通点を洗い出し、 コンバインへ導くというものです。
議場は、6つのグループに分かれました。完全禁止・AU・EU・慎重派(先進国)・慎重派(途上国)・推進派です。私は完全禁止のグループにいたのですが、最終的には完全禁止・AU・EUがコンバイン*し、推進派の2つのグループになりました。その結果2つの DRが提出され、慎重派のDRは可決されたものの、私たちのDRは否決されてしまいました。これはDRのスポンサー国であった国が決議の際に”NO”と言ったためです。そもそもスポンサー国になった時点でそのDRに”YES”と言う義務があるのですが、グループの全ての国が納得するようなDR*と内政での対話の重要性とを改めて実感しました。
私自身としては、外交としてもう少し議場全体に働きかけたかったと思っています。他の外交の方々に圧倒され、手持無沙汰のようになってしまった時がありました。今回の会議で学んだ外交として国際益にどのように貢献できるのか、ということを念頭に置いて次回の会議に臨みたいです。
また、戦後80年という節目の年に「AIと軍事」の議題のもと平和を求めて同年代と議論を重ねることができてとても感慨深いです。これまでの概念を覆すようなAIについて、私なりに考え続けたいとこの会議を通して感じました。
各議場で記念の集合写真を撮りました。
* コンバイン:複数のグループが、1つにまとまること。
* DR:Draft Resolution(決議案)の略。模擬国連では、決議案と可決することが目的です。