OTSUMA TAMA Junior and Senior High School

学校生活

#27 トルコセミナー訪問先①サフランボル(その1)【トルコ滞在記】

更新日時:2022年11月14日

#27 トルコセミナー訪問先①サフランボル(その1)【トルコ滞在記】

シルクロードのころのケルバンサライ(隊商宿)



#27 トルコセミナー訪問先①サフランボル(その1) (2014年11月19日)

今回から来年度のトルコセミナーで訪問する場所や文化遺産の簡単な紹介をしていきます。
簡単な紹介ですから、さらに詳しいことや興味・関心を抱いたことは自分自身で調べてみてください。それが事前学習になります。

まずはセミナーの前半に3泊4日のホームステイをするサフランボルです。

この町はギリシア時代にその起源をたどることのできる、大変歴史ある町です。
シルクロードの交易拠点としても栄えていました。

サフランボルというと「1にサフラン、2に家、3にロクム」だとトルコ人は言います。

1のサフランは町の名前にもなっていますね。サフランボルとはサフランの町(トルコ語でボル)という意味で、ギリシア時代からサフランの香料で有名だったようです。


サフランボル旧市街の街並み

2の家とは何でしょうか?サフランボルにはオスマン帝国時代のトルコの典型的な家々が残っています。オスマン時代のトルコの家の特徴は1階よりも2階の方が大きく外に張り出している点にあります。内部には多くの部屋があり、昔のトルコ人の生活やイスラム教に根差した作りになっています。
実際どんなものなのか、多くの家が文化遺産として残っていますからホストファミリーと一緒に訪問して、自分の目で確かめてみてください。
この家々の建築の歴史的な意義が認められて、サフランボルの旧市街は1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。


伝統的なオスマン時代の家

ただ、ホームステイはほとんどの人は旧市街ではなく新市街ですることになるでしょうから、現代的なアパートだったり一軒家だったりすると思います。

3のロクム。ロクムはトルコを代表するお菓子。でんぷん、砂糖、クルミやピスタチオなどのナッツ類で作られたお菓子で、日本の「柚餅子(ゆべし)」のようなもの。トルコでは至る所で売られていますが、ここサフランボルのロクムは有名です。トルコセミナー中は食べる機会がたくさんあることでしょう。


豊富な種類のロクム

次回につづく。


※本連載は、2014年~2015年にかけて掲載していた記事の復刻になります。
※記事の一覧は こちら からご確認いただけます。