教員つれづれ草 204段
更新日時:2014年8月12日
教員つれづれ草 204段
集団的自衛権について、「分からない」「意味不明」などと感じている国民が多いという。分かる気がないのかもしれない。それか丁寧に分かりやすく教えてくれないとだめなのか? 自ら分かろうとする「習慣」が国民にないということもあるのだろう。
だが、これは教育の責任ではないか。何でもかんでも与えすぎる「環境」をつくり、受け手の学生は受け身の姿勢に慣れてしまう。この「慣れ」はおそろしい。
私たち教員は生徒を能動的にさせる「慣れ」を与えていかなければと改めて感じた。もちろん自戒を込めてだが。
さもなければ「ナチスの出口を真似たら」なんていうことになりかねない。これから選挙権を持つ生徒一人一人の主体的姿勢が求められている。
井の中の高野聖