教員つれづれ草 212段
更新日時:2016年2月27日
教員つれづれ草 212段
今年の国公立大学二次試験はユニークな出題が多いらしい。
香川大学では、「生物」でうどんをテーマに体の動きについて出題した。「うどん県」ならではの問題といえる。
山口大学は、「国語」でフィギュアやテレビアニメなどの「かわいい」日本文化を題材にしていた。
佐賀大学の「英語」は、18歳選挙権について自分の意見を英作させていた。
これは大学入試改革も背景にあるのだろう。えっ! それは2020年からのことでは? つまり現在の中1が将来受ける大学入試のことなのでは?
ある程度予想はしていたが、教育界で話題となっている動きは、やはりダイレクトに入試問題には影響を及ぼしているようだ。思考・表現力を評価するような出題は、2020年を待つまでもなく増えていくだろう。
知識の暗記のみに生徒を没頭させてしまう授業ではなく、正解のない問題も考えさせる工夫が私たちには求められている。
井の中の高野聖