教員つれづれ草 34段
更新日時:2010年6月3日
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教員つれづれ草 34段
「大妻多摩は実は相当いい学校なのかもしれない?」と思うときがある。卒業生と話をすると感じる。卒業して大学生になったのだから、もう大妻多摩のことなど忘れて楽しんでいることだろうと思っていたが、聞いてみると、高校生に戻りたがっている人もいる。懐かしいらしい。
「自由だし校則もないから嬉しいでしょう?」ときくと、それでも制服を着て登校したいという。不思議なもので、卒業して改めて「自分たちがいろいろな面で守られていた」ということを実感するようだ。
そのとき思った。「もっと自信を持って大妻多摩という学校を宣伝してもよいのでは」と。
内部にいるとまだまだ足りないと否定的に考えてしまうのだが、卒業生の生の声を聞くと少し考えを改めてもいいかも? と思う。
「居心地のよすぎる6年間」と「謙虚すぎる宣伝」。この2つは大妻多摩の弱点であり良さなのかもしれない。
井の中の高野聖