教員つれづれ草 239段
更新日時:2017年6月7日
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教員つれづれ草 239段
日直でB1に立って下校を促していると、ある生徒が、
「ホームページのつれづれは先生なんですか! 母が内容的にいってきっと○○先生だと思うと言っていました」と話しかけてきた。
本音を言うと、とても嬉しい。数週間前にも別の生徒が、提出したプリントで確認してきた。2年前の卒業生も確認の手紙をくれた。今年の3月に卒業した生徒も質問しながら、ズバリ聞いてきた。
だったら、名乗ればよいのに……と言われそうだが、やはり名乗らないほうがいいかなと思っている。
なぜか? なかなかよい文章が書けた! としても、「○○先生」に悪い印象を持っていると、その文章の価値は半減するだろう。逆に、下らない文章だったとしても、「○○先生」によい印象を持っていると、過大評価されてしまうかもしれない。そんなふうに考えること自体、自意識過剰なのだが、ふと思ってしまうのである。
それでもやはり、読んでくれていることを指摘されるのは嬉しい。これからも、少しでも意味のあることを綴っていければと、励みに思う出来事だった。
ある生徒とそのお母様へ。これで返事といたします。それこそ私に「自己肯定感」を与えて下さり、ありがとうございました。その日の夜は「おいしく」ご飯をいただくことができました(笑)。
井の中の高野聖