教員つれづれ草 247段
更新日時:2019年7月2日
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教員つれづれ草 247段
生徒2人が廊下の窓を開けて外の景色を眺めていた。
「何を眺めているの?」と私が尋ねると、生徒は「外の自然の空気や香りが好きなんです」と答えてくれた。2人とも満面の笑みで自然と一体化していた。
新緑の時期には、草木からなんとなく発せられる「自然の香り」がある。うまく表現できないが、目に見えない自然の生命力を五感で感じたのだろう。
忙しく慌ただしい日々を送りつつも、ほんの一瞬、このように感じることができるのは素晴らしいことだと思った。
多摩周辺は緑で覆われている。ボーッと外を眺めて風を感じ、揺られる木々と「対話」するのも楽しいだろう。
チコちゃんに叱られない程度に(笑)味わってみたいと思った。
ちなみに生徒2人とは高校2年生である。
井の中の高野聖