OTSUMA TAMA Junior and Senior High School

学校生活

教員つれづれ草 2段

更新日時:2010年4月6日

教員つれづれ草 2段

 

※サイト移行により、2019年8月以前の記事の写真が閲覧できなくなっています。予めご了承ください。

教員つれづれ草 2段

 私はこの春休みに、貯まっていたマイレージを使い、ロシアのモスクワとサンクトペテルブルグへ行ってきました。
旅行記というと単なる自慢話のように聞こえてしまうかもしれませんが、それを承知の上で、ロシア旅行で見たこと感じたことを数回に分けてつづってみたいと思います。



 1日目。モスクワへは成田からJALに乗り、10時間半。到着時の天候は曇りで、気温は3℃でした。ロシアといえば厳寒のイメージがあります。この冬は例年より寒さが厳しかったらしいのですが、この日はそれほど寒くなく、春の陽気だと出迎えのロシア人は言っていました。

 空港のあるモスクワ郊外は一面白樺の森で、雪に覆われていました。第二次大戦時、モスクワまであと一歩に迫ったドイツ軍も、こういった冬の気候に阻まれて撤退していったんですね。


モスクワの街は、建物はソ連時代の面影を色濃く残しながらも、ところどころに大規模なショッピングセンターなど資本主義の色も。東南アジアの新興国に似た一面もありましたが、ロシアもBRICsの一員であることを考えれば、それも当然でした。

宿泊先は赤の広場に近いホテル。ロシア革命の際にそのホテルの会議場でレーニンが演説した由緒あるホテルです。

 到着は夕方でしたが、徒歩で赤の広場へぶらぶらと散歩に。クレムリンとワシリー寺院を背景とした「赤の広場」はニュースの映像で見たままで(当たり前ですが)、かなり広い場所でした。かつての東西冷戦での東側の中心に立ち、感慨深く歴史を振り返りました。 広場の反対側には「グム百貨店」というソ連時代からの百貨店がありますが、今では世界中の有名ブランドが軒を連ねる、日本とまったく変わらない百貨店の光景がありました。 確実に共産主義から資本主義へ移行してきているのを強く感じました。


国語科 矢澤