OTSUMA TAMA Junior and Senior High School

学校生活

【生徒会】3.11に寄せて

更新日時:2022年3月11日

【生徒会】3.11に寄せて

【生徒会】「声」に耳をかたむけて


はじめに、東日本大震災において被害に遭われた方に深くお見舞い申し上げると共に、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。

 

皆さんは、東日本大震災を覚えていますか。今日で震災からちょうど11年になります。

この文章を書いている私たち高校2年生も当時は幼稚園の年長で、記憶がある最後の学年と言われています。実際、1つ下の後輩は 記憶がない、おぼろげであると言ったように、被災経験を持たない・震災を知らない世代が増えています。

 

そんな震災を知らない生徒に知る機会を作ろうと、昨年夏に有志生徒を中心に「あすびと福島」という一般社団法人の方から 原子力発電所の仕組み、当時起きたこと、現在の福島 について学びました。また、福島の同世代の学生とオンラインで意見交換をし、最後には学んだことをふまえて自分と社会の未来について考え、発表しました。

 

生徒会では、東日本大震災直後から支援・交流を続けてきた岩手県岩泉町を含め、陸前高田市、宮古市田老地区をはじめとする被害が大きかった地域を一般生徒とともに訪問する「岩泉訪問」をしていました。去年、一昨年はコロナウイルスの影響で岩泉訪問が出来ませんでしたが、オンラインだからこそできる交流も視野に生徒会執行部はこれからも活動を続けていきたいと思います。

 

今後、首都直下型地震が30年以内に起きる可能性は70%と言われています。震災から11年が経過し、防災への意識が薄れてしまいがちですが、今一度、家族や大切な人と話し合ってみてください。

また自然災害だけではなく、戦争や、感染症の蔓延などにより世界中で今までの「当たり前の生活」を失った人々が多くいます。

最近ニュースを見ていても、その「当たり前の生活」がどれだけ幸せなのかを日々感じさせられます。

今年の311日は東日本大震災を含め、ウクライナなどの争いが続くこの世界に一日でも早く平和が訪れることを祈る日にしたいと思います。

 

生徒会執行部