OTSUMA TAMA Junior and Senior High School

学校生活

ツマタマ生き物図鑑「アズマモグラ」

更新日時:2021年2月13日

ツマタマ生き物図鑑「アズマモグラ」

「ツマタマ生き物図鑑」では、大妻多摩に生息する生き物を紹介しています。

2月11日

アズマモグラ

  本日9時過ぎ、本校の中庭端にて、モグラ(遺骸)を理科のZ先生をはじめとするメンズが発見!生き物はちょっと苦手な地学のZ先生は、その苦手意識をぐっとこらえて、生徒にじっくり見てもらおうと職員室前に生態に関する張り紙と共にモグラさんを置いてくれました。

 このモグラはアズマモグラです。日本には広くいるタイプのモグラ。都内都心部であっても、公園である程度の広さがあり土壌が豊かであれば生息しています。モグラは夜行性なので、昼間みかけることは死骸以外ではありません。土が大きく盛り上がってモグラ塚をつくりますが、これは夜のうちにちょいと表に顔を出して諸々確認したりしたときにできるものです。そんなときに運悪くネコなど気の強い動物に見つかると、狩られてしまいます。このモグラ塚、前述のような公園や、もちろん遊歩道脇、山等で多く見られます。

「モグラって見たことないけど」という方がほとんどでしょう。生徒たちも職員室前でいろいろな感想を教えてくれました。「これぬいぐるみ?」「初めてみた!」「もっと大きなサイズだと思ってた」「これじゃモグラたたきできない小さい」「これでオトナ(成体)?意外!」「毛皮きれい!」そんな声が多かったです。

帰りがけの高3生物選択生徒とじっくり観察


   野生動物のしかも死骸ですから、素手で触れるのは絶対にNGですが、一部の生徒にはゴム手袋をして触れてもらいました。意外な小ささや、ビロード状の毛並の触り心地に興味津々でした。筆者は大学在学時は野生動物調査に出かけることもあった口で、日常的にも授業やプライベートで山道等を散策することが多いのですが、それでもモグラをまじまじと観察したのはとても久しぶりでした。久々の小さなモフモフの触り心地にゴム手袋を外して素手で触りたい!という欲求がおさえきれなさそうになりましたが、生徒の手前我慢することができました。みんなありがとう。

 大妻多摩は場所柄、このように野生動物との出会いがたくさんあります。このモグラさんとの出会いもそれを改めて感じさせてくれる出来事でした。


新しいモグラ塚(ネコが主張中)

左)新しいモグラ塚(ネコが主張中)
右)2日くらい前のモグラ塚