OTSUMA TAMA Junior and Senior High School

学校生活

【中1】英語 リスニング第1回目の授業

更新日時:2020年5月22日

【中1】英語 リスニング第1回目の授業

中学1年生(36期生)

休校期間中の、英語(リスニング)の様子

ロイロを使ったオンライン授業も2ヶ月目の後半になろうとしています。生徒も教員もだいぶ慣れてきました。そして、いろいろな工夫も考え始めています。もちろん、生徒、教員双方の負担感や長く続けられることも、考えるべき重要な要素であると分かってきました。


本校ではいち早く、4月13()より「時間割通りのオンライン授業」を始めましたが、リスニングの授業、しかも中学1年生の最初の授業をどうするのかは難しい問題でした。慌ただしい年度初めの中で、ゆっくり考える間もなく授業前日を迎えてしまいました。しかし、「例年の中学1年生リスニング授業の授業開きのコンセプト(以下の3つ)」は、たとえオンラインであっても大切にしたいと思い、作成したマテリアルが以下の動画です。ぜひご覧下さい。




 【中学1年生リスニング授業の授業開きで例年大切にしていること】


1)リスニングの授業なので、英語を、しかもCDではなく教師の生の英語をたくさん聞かせたい。

2)聞く時間が長くなるので、写真を使ったりクイズ形式で楽しくして、集中力を続かせたい。

3)小学校で習ったことを基に、教師―生徒間、生徒―生徒間の英語のやり取りを入れたい。


 3)はさすがに、あの時点ではできませんでしたが、なんとか1)と2)は入れられたと思っています。その代わりに、学校に中学生として登校したことのない中1生に、少しでもキャンパスの春景色や新年度のムードを伝えたいという思いで授業を作りました。特に、卒業したばかりの小学校から送られてきた数多くのお祝いカードのことは、ぜひ授業で伝えたかったです。


授業の後、何人かの生徒から早速レフレクションのカードが来ました。「少し難しかった」というものがあり、顔の見えないオンライン授業の難しさを感じました。教室で生徒達の表情を見ながら、彼女たちとのやり取りを通して行う通常の授業にやはり勝るものはないと思いました。


 あれから一月以上がたち、中学1年生はこの環境に目覚ましほど適応し始めています。今では、課題の提出はもちろん、自分の音読も録音して提出できるようになりました。




こんな生徒達と、「いつもの授業」ができる日が待ち遠しいです。中学でいきなりオンライン授業を受けなければならなかったことは気の毒な気もしますが、マイナスばかりではありません。こんな事態になっていなければ、「クラスみんなで学校の教室で行う授業の有り難さ」を感じることはなかったのではないでしょうか。大妻多摩の新緑のキャンパスも美しいです!



この美しい季節に、新入生と普段通りの授業ができる日を楽しみにしています。


英語科 伊藤正彦