OTSUMA TAMA Junior and Senior High School

学校生活

【中1】国語「オンライン連句」に挑戦

更新日時:2020年5月7日

【中1】国語「オンライン連句」に挑戦

中学1年生(36期生)

オンライン連句

“卒業後 入学できない 複雑だ” “でも私達は 大妻多摩生”

“6時間 画面と1人 にらめっこ” “未来の友に 想いはせつつ”

“桜咲く まだ見ぬ友を 楽しみに” “自宅学習 みんなにエール”

――上の句「五・七・五」と、下の句「七・七」を作った生徒は、別の生徒~まだ見ぬ友~です。

中学1年生は、まだ一度もクラスメイトや教員と、直接顔を合わせることができていません。そんな中、オンラインでの学習が始まって3週間。国語の授業では、皆で「連句」に挑戦しました。

まず、自分の思いを「五・七・五」にします。この句は、クラス内の別の生徒のところへ送られます。逆に、自分のところには、あるクラスメイトが作った「五・七・五」が届くことになります。今度はその「五・七・五」を受け、これを詠んだ友達の思いを想像しながら「七・七」をつけて返します。自分の「五・七・五」にも、誰か~未来の友~が「七・七」をつけてくれます。

そんな風にしてできた作品をご紹介します。

 

“春なのに 外出禁止で 冬みたい” “散りゆく桜 窓から眺め”

“家の中 ずっとなんて 息詰まる” “まるで心は さなぎのよう”

“制服が 部屋の片隅 枯れたまま” “いつになるのか 袖を通す日”

――今の不安を率直に表現したもの。

 

“けやきの並木 セーラー服で 歩きたい” “6年間の はじまりの道”

“中学生 人生変える 分岐点” “貴方に会う日へ 今日も踊る胸”

“和風に吹かれ 歓喜と不安 入り混じる” “夢がつまった はじめの一歩”

“待ち遠しい 早く通いたい 学校に” “初登校日は 快晴がいい”

“あの教室 早く入りたい 待ち遠しい” “隣の席は どんな子だろう”

――そんな中でも湧いて来る新生活への期待。

 

“真っ暗の 今を生きよう 挫けずに” “一人ではないと 空を見上げて”

“今はまだ 見えない敵が いるけれど” “努力の成果で 前へ進もう”

“6年の 豊かな日々に あこがれて” “今を頑張り 夢を実現”

“校門を あの制服で 通りたい” “その日来るまで ロイロ頑張ろ”

“制服き 新しい道 歩き出す” “私たちの旅は まだ始まったばかり”

――お互いに対する励ましの言葉。

 

“ケヤキたち 早くおいでと 呼んでいる” “ずっしり構えて 待ってるのかな”

“明日にでも 外に出れる日 願ってる” “新しい鞄 荷物をつめて”

“自粛でも 繋がれるよね オンライン” “いつか会える日 笑いあおうよ”

――読んだら余計に会いたくなる、もどかしさ。

 

“明日への まなざし見える 青空に” “希望を抱き 歩いて行こう”

“辛くても 今乗り越えるべく 出発だ” “必ず未来が 見えてくるから”

――1年生だけではありません。高校3年生、そしてすべての学年の生徒に、大切な夢があるはずです。諦めないでください。

ひとりでも多くの方々へのエールになればと思い、投稿させていただきました。