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学校生活

【進路指導】上智大学 四谷キャンパスを訪問しました

更新日時:2026年3月19日

【進路指導】上智大学 四谷キャンパスを訪問しました

左)クルトゥルハイム入り口。ドイツ語でクルトゥルは「文化」、ハイムは「家」
中央)フォトスポットにもなっている1号館の廊下 
右)学食を利用させていただきました



【進路指導】上智大学 四谷キャンパスを訪問しました

ごきげんよう。3月6日(金)に、中3~高2の生徒39名が上智大学 四谷キャンパスを訪問・見学しました。

ご講演を務めてくださったのは上智大学 外国語学部 英語学科 教授の東郷 公徳 (とうごう たかのり)先生です。また、大妻多摩の卒業生である外国語学部生1名と総合人間学部生1名もキャンパス案内と講演を行ってくれました。

1932年6月に竣工した1号館の外観


東郷先生のご専門は英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピアの作品とその時代背景についてで、1992年より上智大学の英語学科の教員として活躍されており、2001年から2003年にかけては学部長も務めていらっしゃいました。(先生のより詳しいご紹介はこちら

まず始めに、東郷先生にキャンパスを案内していただきました。都心の洗練されたキャンパスは歩いているだけで自然と姿勢を正したくなるような雰囲気が漂っており、生徒はすこし緊張しつつも初めての上智大学見学を楽しみました。


上智大学は今年で創立113周年目ですが、その原点は16世紀の宣教師ザビエルの思いにまでさらに遡ることができます。日本の首都に大学を設立することをイエズス会に要請したザビエルの思いは日本のキリシタン禁制期に阻まれつつも350年の時を経て受け継がれ、1913年についにイエズス会神父3名によって上智大学が誕生しました。上智大学の精神につきましてはこちらも併せてご覧下さい

ところで、上智大学はなぜ「SOPHIA UNIVERSITY」と併記されているか、理由を知っていますか? 
その秘密についてはこちらの記事もぜひご覧下さい

さて、見学で印象に残ったのは、上智大学の先生、職員さん、学生さんたちの優しさと温かさです。
先生方も職員の方々も本校の見学を歓迎してくださり、クルトゥルハイム聖堂の見学という貴重な機会をいただいた際には、生徒がキリスト教の歴史に楽しく親しめるようにと探検クイズを準備してくださり、生徒も教員も感激いたしました。
上智大学の「For Others, With Others(他者のために、他者とともに)」という精神の一端に直に触れたひとときであったと実感しました。


きれいな図書館を見学させてもらった後に、同建物の教室で東郷先生からご講演いただきました。東郷先生は上智の大きな魅力を3点紹介してくださいました。

ひとつ目は「場所」です。四谷駅から徒歩5分、キャンパスのすぐ近くに迎賓館や国会議事堂があり、東京駅や新宿駅にも10分でいける「超都心」キャンパスであることが何よりも魅力です。

ふたつ目は「充実の交換留学制度」です。「門をくぐれば、そこは小さな国際社会」というコピーを掲げているように、上智大学は2025年時点で346校の海外校と協定を結んでおり、92ヵ国から1500人を超える留学生がこの四谷キャンパスに集っています。

みっつ目は、手前の項目とも通じますが、「いろんな人がいる」ことです。上智大学は国際色豊かであるだけでなく、ほぼ全ての学部が四谷キャンパスに集まっています。それにより、文理混合の様々な学生が互いに刺激し合う環境が醸成されています。

次に、本校卒業生のおふたりに、大学生活や中高時代についてお話していただきました。おふたりは色違いの上智のトレーナーを着用しており「何十色もパターンがあるから自分のお気に入りが探せるんです!」「上智生は大体の人が持ってます!」と、現役生ならではの情報も教えていただきました。そういえば東郷先生も上智のプリントトートバッグを持っておられ、仲間を大切にするソフィアン(上智大生・卒業生・教職員)の結束力の高さを実感しました。

左)東郷先生からのご講演 
中央)卒業生Iさん 
右)卒業生Sさん



さて、おふたりのお話に共通していたのは、「英語の重要性」と「『好き』や『興味関心』の大切さ」です。

外国語学部 英語学科のIさんは高校時代に英検準1級に合格したことを武器に上智大学に一般受験で合格したと紹介してくれました。準1級の壁を打ち破るためになんと4回目もチャレンジしたということですが、3回目と4回目の明確な違いは、「英単語を完璧に暗記して臨んだこと」だそうです。歴代の先輩たちが口をそろえて「とにかく英単語は大事!」と助言をくださっていますので、在校生のみなさんも英単語は「やりすぎ」というくらいやり込んでほしいと思います。
Iさんは参加者の生徒に対して「自分の進むべき方向に道は開ける」と力強いエールをくださいました。「外国語学部はレベルが高くて過酷な環境だけれど、『英語が楽しい』という気持ちが自分の味方になり、とても良い成長の場にすることができています。自分の『好き』や『興味関心』を追求した先に自分の将来が見えてくると信じて勉強を頑張って下さい!」という言葉に、生徒は勇気をもらった様子でした。

総合人間学部 社会福祉学科のSさんも「英検2級は最低限取得しておくことをおすすめします。とにかく早めからチャレンジしましょう!」とアドバイスしてくださいました。Sさんは推薦を活用して上智大学に進学しました。Sさんは高校から子ども食堂のボランティア活動に従事しており現在も活動を継続中ですが、Sさんはこの活動を通して子どもの貧困に直接接することで、「子どもの貧困問題」に関心を抱き、その道の勉強に携わりたいと思ったそうです。Sさんは参加生徒に対し「ボランティアを筆頭に、みなさんには『新しい環境に身を置くこと』を大切にしてほしいと思います。学校を飛び出すことで『自分の気づけていない興味関心』に出会うことができ、自分の進路が開けてくると思います。私の場合は結果的にそれが上智の社会福祉学科に繋がったので、Iさんの言葉とも重なりますが、興味関心を大切に勉強に励んでください」とアドバイスをいただきました。

最後におふたりは「つまたまの環境(友だち・先生・勉強できる環境)は本当に大切です。受験を乗り切るためには支え合いが不可欠です。今自分の周りにある環境のありがたさに目を向けると、ひとりじゃないんだと安心して頑張れると思います」と温かいお言葉をいただきました。生徒は頷きながら先輩の言葉を受け取り、本日参加したメンバー内の中にも既に同じ志を持つ「仲間」としての連帯感が芽生えつつあるのを感じているようでした。

学びの熱を授けてくださった東郷先生と卒業生に心より感謝申し上げます。


上智はアンコールワットの修復に長年携わっているそうです