【中3】職業ガイダンス
更新日時:2025年3月12日

講義のようす
上段左から① 税理士 ②ベンチャーキャピタリスト のお仕事の紹介
下段左から③ ゼネコン研究員 ④ 香料会社研究員 のお仕事の紹介
中3 職業ガイダンス
2月8日(土)4限の時間に「職業ガイダンス」を行いました。「おやじの会」が中心となって保護者から講師を募っていただき、4名の方が立候補してくださいました。講師の方には、中3の各教室で20分の講義を2コマしていただき、生徒は希望する2講座を選んで熱心に聞いていました。
① 税理士の方は、配布資料を複数用意してくださり、税の種類や税理士になるために必要な試験科目について詳しく話してくださいました。他の職業に就いていたけれども、働きながら税理士の資格を取得された同僚の女性の経験談もありました。
② ベンチャーキャピタリストの方は、新しいアイデアをもつ会社に投資して成長させる仕事、そしてリターンを得る仕組みについて興味深く話してくださいました。視野を広く持ち、課題を解決していく力が必要とされる仕事です。今回仙台からZoomを通して話されていたことが、日本や世界各地を飛び回っている職業という印象を受けました。
③ ゼネコン研究員の方は、地震の揺れと建物の関係という防災関係の研究をされていて、サラリーマン研究者は大学の研究者と違って会社のための利益を第一に追求していること、お客さんに伝えるための文章力や話し方の大切さを伝えていました。
④ 香料会社研究員の方は、博士(研究者)として科学の発展に貢献していく魅力を語ってくださいました。そして女性の理系人材は少ない現状があっても、女性を求めている組織は多く、才能を発揮できる環境を選ぶためにも理系選択をすすめたいとのことでした。
終了後、生徒にアンケートをとりましたので、感想の一部を紹介します。
(①~④の職業についての感想を、そのまま載せています。)
①税理士と聞いて固いイメージがありましたが、私たちの暮らしに身近にある税のスペシャリストなんだなと思いました。税は今でも将来でもずっとあると思うので、税について知識を深めたいなと思いました。税理士も将来の進路の一つに入れてみたいと思いました。
②もとは小さなアイデアも大きい会社にできるこの職業はすごいなと思いました。小さなことでも覚悟や仲間がいれば大きくなれるということがとてもモチベーションになって聞いていて楽しかったです。/これから伸びそうな会社を発掘して、一緒に成長していく職業だということを知った。
物事や需要、人柄などいろいろな要素を見極める力が必要で、周りをよく見てる人が向いてそうだなと感じた。
③研究職といえば大学の方のイメージを私も持っていたので、「サラリーマン研究者」のように他の職種の方の中にもいらっしゃることに驚きました。研究にばかり時間を使えないことから、「メリハリをつける」「スケジュールの管理」が重要なことは今の私たちにも言えるので、習慣づけを大事にしたいです。私も色々なことに興味を持って挑戦していきたいです!
お話しを聞けてよかったです!ありがとうございました!
④研究者が何なのかがすごい分かりやすかったです。最初の世界の共通言語は科学であると聞いて最初は?と思ったけど、確かに文化や言語は国によって異なるけど、科学のしくみはどこでも同じと聞いてなるほどと思いました。研究者は世界を拡張する者という言葉がすごい的確で、自分にとっても大事な言葉だなと思いました。自分たちが今いる世界もこれからより多くのことが分かってきて広がっていくから、自分がその1人として、世界を拡張する者になれたらいいなと思います。私は研究者に将来なりたいので、今回の話はすごい自分のためになりました。
お父様たちは、中学生に勉強の大切さを伝えたいとわかりやすい資料を用意され、熱く語ってくださいました。その思いが届いていることが生徒の感想からも伝わってきました。高校に進学して文理選択をしていく上で、この職業ガイダンスはとても役立つことでしょう。私たち教員にとっても大変興味深いお話で刺激を受けました。ありがとうございました。