【多摩中央警察】犯罪行為・防犯意識に関する講話
更新日時:2024年12月18日
犯罪行為・防犯意識に関する講話
多摩中央警察の方から、犯罪行為・防犯意識に関する講話をしていただきました。 私立中学に通うというのは、全中学生の上位8%の恵まれた環境にいるという事、それがたった1回の犯罪で失ってしまう可能性があるという事、から話が始まりました。 続いて、どのような人間になってほしいかについて触れられました。街頭で募金活動をしていたら、募金をする行為は正しいでしょうか?という事を例に出し、人間として「疑問を感じ、考察して、自分がなすべき最善のことを判断し行動できる人になる」が大切であることを強調されていました。ただ、そこには「他者への思いやり」がないと道を間違えてしまう事があるのだという事を、過去の取り調べ経験に基づいて、訴えていらっしゃいました。さらには、本校の教育理念「自立自存・寛容と共生・地球感覚」と絡め、自分が訴えたいことと大妻多摩の教育理念は同じことなのだという事もおっしゃっていて、わざわざ事前に教育理念まで調べていただいて驚きました。 さらに、犯罪にあわないためには、個人の貴重品管理の徹底と犯罪を発生させないための環境作りが大切だという事にも触れたのち、昨今ではSNSを利用した犯罪が増えている事も教えていただきました。SNSでの軽はずみな書き込み、同調行為も侮辱罪や名誉きそん罪にあたる可能性があること、また闇バイトの怖さも教えていただきました。 学生という時間はとても短く貴重であるという事、その貴重な時間を無駄にしないでほしいという言葉で最後を締めくくっていらっしゃいました。 警察官というのは、捕まえることだけが仕事と思いがちですが、今回の講話を通じて、犯罪を起こさせないこととか、豊かに生きるためにはとか、思いやりの大切さ、という事を教わった気がしました。