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学校生活

【中3】立命館アジア太平洋大学(APU)による出張講義

更新日時:2024年2月10日

【中3】立命館アジア太平洋大学(APU)による出張講義

立命館アジア太平洋大学(APU)のパンフレットより

中学3年生(38期生) 


立命館アジア太平洋大学(APU)による出張講義「Whyから始めよう ~問いの立て方を学ぼう~」


 2月10日(土)、4限のロングホームルームの時間を利用して、立命館アジア太平洋大学(APU)の伊藤健志先生にご来校いただき、表題のテーマで講演していただきました。高1になると探究論文作成に向けて「探究基礎」の授業が始まりますが、論文作成の入門編という位置づけの講義でした。


 APUは大分県にあり、学生の半分が世界の約100の国・地域からの留学生で、大学生活を通じて世界各国の友人たちと交流を深めることができる国際色豊かな大学です。様々な文化的背景や価値観を持った 留学生たちと一緒に生活していると、日本人の学生にとっての「常識」が通じないことも多く、例えば、「なぜ時間を守らなければいけないのか」というところから真剣にディスカッションしたりすることもあるそうです。
 こうしたエピソードをふまえて伊藤先生は、私たちの日常の出来事やふだん見慣れている風景を「あたりまえ」のこととして見過ごさずに、ちょっとした驚きや違和感にこだわって「Why?」と問いを立てることの大切さを強調されました。


 その問いを出発点として考察・探究を深めていくことにより、世界が抱える課題を解決していける人材に成長していってほしいとおっしゃっていました。「グローバル人材になるためには“あなたらしさ”を磨くことです」「君たちは世界を変えられます」といった力強いメッセージも印象的でした。
 来年度の探究論文の作成にぜひ前向きに取り組み、“あなたらしさ”に磨きをかけてください。



参加した生徒のコメント(抜粋)

・日本は世界と比べて発言率が低いこと、積極性がないことが今回の講義でわかったので、探究を行う際は身近に起こる様々なことに興味・関心を持って探究につなげていきたいと思います。

・世界に行くには自分らしさを出すことが大事だと知ることができました。海外に行く際は英語だけでなく、数学の「証明する力」を身につけていきたいと思います。世界で起こっていることを他人事と考えずに、自分自身で深く考え、自分の意見をしっかり持ちたいと感じました。

・私は今日まで、グローバルに活躍できる人材になるためには、コミュニケーション能力が不可欠で、最も大切だと思っていた。しかし、この講義で見方が変わった。根拠のある情報を論理的に説明できる人、コンフォートゾーンから抜け出せる人、自分らしさを理解している人、内面が豊かな人だと感じた。これだけではないと思うが、+αで自分の目指すところに近づいていきたい。数学が苦手だから、できるだけ目を向けないようにしてきたが、共通語は数学らしいので、まずは飛び込んでみようと思う。道は長いが、高校生活を実りあるものにして、グローバルな人になりたいと感じた。

・本日の講義を聞いて、日本が島国であり、資源にも恵まれている環境であると言われ、改めて日本人はもっと他国との交流を深めることが重要であると気付いた。日本人が世界的に見て学力が高いという事実にとても驚いた。確かに、日本人は他の国の人と比べて消極的だと、イギリス留学に行った時に何度も思うことがあった。私が海外で活躍できるかはわからないし、あまり自信もないが、これからは今以上に視野にいれようと思った。

・1つの物事だけに捕らわれるわけではなく、世界ではどうなのか、私以外の人の考えはどうなのかを考えることが大切だとわかった。目の前の情報が本当に正しいのかどうかを見極める審美眼を手に入れるべきだと思った。