OTSUMA TAMA Junior and Senior High School

学校生活

【中1】多摩巡検

更新日時:2023年11月1日

【中1】多摩巡検

「東京都埋蔵文化財センター」にて



中学1年生(39期生)


【中1】多摩巡検

 10月5日(木)、中学1年生は「多摩巡検」を実施しました。これは、「縄文時代に多摩丘陵で生きていた人々に思いを馳せながら、多摩の自然を楽しもう」ということをコンセプトに、考古と自然との両観点から多摩市について学ぶという、校外学習の一環として行っているものです。

 1・2組は午前中、3・4組は午後、「東京都埋蔵文化財センター」を訪問しました。学芸員の方々から「縄文時代の暮らしと植物」と「縄文の村でみられる植物」をテーマに講義を受け、「縄文時代とはどんな時代か?」ということに始まり、「当時の人々が食材をどのように選び、どのように食していたのか?」、「(弓づくりに利用されていた)イヌガヤとはどのような素材か?」などを学習しました。展示・体験コーナーでは、縄文土器パズルに挑戦したり、当時の衣服のレプリカを着用したりなど、楽しんで見学していました。また、縄文時代の植生を復元した「縄文の村」の散策時には、講義で紹介されたカラムシ、ナラ枯れしたコナラ、多摩の固有種であるタマノカンアオイなどの植物を、マップを使って興味深そうに探していました。

 1・2組は午後、3・4組は午前中に、学校周辺の「よこやまの道」を散策しました。
「よこやまの道」は残念ながら一部工事中であり、短縮ルートでの散策となってしまいましたが、今も残る多摩の里山の中で、自然を満喫しました。

 今回の巡検での気づきや学びがきっかけとなり、本校が立地する多摩市を起点に様々なことを考えることで、今後の生徒たちの思考の幅が広がっていってくれれば、うれしく思います。