【国際教育】東京ジャーミィ・トルコ文化センター見学
更新日時:2023年3月9日
1階のホール
東京ジャーミィ・トルコ文化センター見学
3月7日(火)イスラムに対する理解を深めるため、代々木上原にある「東京ジャーミィ・トルコ文化センター」を参加希望者19名で見学しました。「ジャーミィ(Camii)」はトルコ語で大規模な「モスク」を意味し、「人の集まる場所」を意味するアラビア語を語源としていると言われています。
本校では、海外プログラムの1つとして「トルコセミナー」を十年前より実施しています。今春も実施予定でしたが、昨年11月中旬に発生したテロにより、残念ながら中止となってしまいました。先月トルコで起こった地震にもシンパシーを感じる生徒・保護者の方が多く、募金活動を積極的に行っています。(2月に行った募金活動の記事はこちら)
最初に1階のホールで東京ジャーミィの広報・出版担当の下山さんにイスラムについてレクチャーしていただきました。下山さんには前回の2021年12月の見学時にもお話いただきましたが、今回も大変熱がこもっていらっしゃり、1時間のレクチャーがあっという間でした。
2階の礼拝所
その後、2階へ移動し、女性は持参したスカーフを頭に巻き、神聖な場所である礼拝所で、午後3時の礼拝の様子を見学しました。日本文化の茶道のように、フォーム(形)が重要であり、またそれぞれの形に含まれる意味を聞き、歴史と奥深さが感じられました。小さな男の子も成人男性と一緒になってお祈りを捧げている姿が大変印象的でした。
午後3時の礼拝の様子
見学後はジャーミィ内に併設されているハラル・マーケットでイスラム圏の物産の買い物を楽しみました。最近有名になりつつあるトルコの伝統菓子「バクラヴァ」を教えてもらい、お土産に購入する生徒が多かったです。
東京ジャーミィは某旅行サイトでは、無料のおすすめ観光スポット第4位に選ばれているそうです。その空間を尊重できる人であれば、誰でも見学できます。今回参加できなかった人も、是非個人で見学してみてください。また、来年度は「トルコセミナー」を実施する予定です。1890年に起こった「エルトゥールル号遭難事件」により、トルコには親日家が大変多いです。なかなか触れる機会の少ないイスラム文化について、調べ始めてみましょう!