【高2】生物基礎演習・面白かった実験ベスト3
更新日時:2023年3月2日
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惜しくもランク外:ブタ肝臓を使った酵素カタラーゼの実験
高校2年生(34期生)
生物基礎演習・面白かった実験ベスト3
高校2年生の『生物基礎演習』では、年間を通して大学入学共通テストに向けての問題演習に取り組むと共に、本物を見て実感をしながら内容の理解を深めるために8回の実験を行いました。その中で生徒が選んだ「面白かった実験」ベスト3を紹介します。
1位:乾燥ウミホタルの発光実験
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暗闇の中で輝く、ウミホタルがつくる神秘的な青色の美しさに魅了された人が多かったようです。「もう一度見たい!」とリクエストがあり、今年度最後の授業でも発光の様子だけもう一度観察しました。
「加熱したウミホタルは発光しないけれど、発光しなくなったウミホタルの液を混ぜるとどうなるか」など酵素の性質を調べる問いに予想を立てた上で、実際に検証してみます。予想外の結果に始めは「なんでだろう…?」と出ていた声が、生徒同士で話し合い「なるほど!そういうことか!」に変わっていきました。別実験で行ったブタ肝臓を使った酵素カタラーゼの実験も、ウミホタル実験同様、予想を立てながら検証を繰り返すということをしましたが、目の前の実験結果をどのように説明できるのかを生徒同士で話し合ったことで理解も進み、印象に残る実験となったようです。
2―3位:DNAストラップづくり & ブタ心臓の観察
・DNAストラップづくり
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ビーズを使って可愛らしいDNA模型のストラップづくりをしました。4種類の塩基・糖・リン酸を色や形の違うビーズで表して繋いでいくため、分子の並び方が頭に入ったようで、「テストの時にもストラップづくりを思い出しながら問題を解いた!」という声がありました。
ランダムに並べた塩基の配列を転写・翻訳し、アミノ酸配列に変換したため、遺伝子の発現についても理解が進んだようでした。
・ブタ心臓の観察
「初めて動物の心臓を見た」「心房・心室がどうなっているかがよく分かった」という理由で人気があったようです。ガラス棒を使って心房・心室と血管との繋がりを調べたり、動脈と静脈の血管壁の厚さの違いなども確認しました。
水槽の水替え用ポンプを使い、心臓が血液を送り出す速さで水を水槽に移すシュミレーション体験をしてみたところ、「結構、キツい…」「これをずっと続けている心臓ってすごい」と心臓の大変さを身をもって感じたようでした。
惜しくもランク外2:ブタ腎臓の観察(墨汁を入れた糸球体を顕微鏡で拡大)