中学3年生(34期生)

　10月24日(土)に「被爆体験伝承者」による講演会が行われました。今年は「コロナ禍」により修学旅行で広島を訪問して、被爆体験者の方の講演を聴くことができないため、平和学習の一環として、「被爆体験伝承者」による話を聞くことになりました。

　50人以上の被爆体験者からの聞き取りをしたという伝承者の話は、生徒にとっても印象的だったようで、50分ほどの話を聞き入っていました。講演及び、質疑の時間が終わった後にも、何人かの生徒が残り、伝承者に直接質問する姿がありました。

　そう遠くない未来において、被爆体験者はいなくなるという現実があります。実際には、体験者の多くは90代前後のご高齢でもあるのです。なぜ、「伝承者」になろうと思ったのか？若い人たちにどんなことを伝えたいのか？ 生徒は関心をもったようでした。

　今年は、広島への修学旅行は実施できませんでしたが、２学期にはいってから、あらゆる教科や道徳・ホームルームで「平和学習」を展開してきました。これからの未来社会でどのようにして「平和」を維持していくかなど、これからの授業でも生徒とともに考えていければと思っています。