【中3】本日の日本経済新聞電子版に本校生徒の投稿が掲載されています
更新日時:2021年10月25日
中学3年生(35期生)
本日の日本経済新聞電子版に本校生徒の投稿が掲載されています
本日の日本経済新聞電子版に本校中学3年生森さんの投稿が掲載されています(日経電子版―ビジネスー未来面)。スカパーJAST米倉英一社長による「あなた専用の人工衛星があったら、どう使う?」という課題に対する投稿です。
上から15番目の「地球全体を芸術品に」という文章です。
今回の森さんの投稿に繋がった理科の授業の取り組みについて担当教員から紹介します。
生徒が社会に出て活躍する頃には、現在のように終身雇用ありきではなく、転職が増え、生徒の中には起業する人達もでてくることが予想されます。そしてビジネスを起こす中で大切なことの1つがcreativity、アイデア、発想にあると思います。自分のアイデアがビジネスに繋がるということを感じてもらうことを1つの目的に、理科の授業で次のような取り組みをしました。
日本経済新聞ではコロナ禍の下、「本当に大切なことは何か」というタイトルで、企業のトップ(社長)が読者に課題を出し、読者がそれについて投稿し、社長自らが選んだ投稿が紙面、電子面で紹介されるというシリーズがあります。
10月4日の課題は、スカパーJAST米倉社長による「あなた専用の人工衛星があったら、どう使う?」というものでした。中学3年生は1学期に理科の授業で宇宙について学んでおり、その中で衛星についても扱っています。「衛星」繋がりということで、5日の授業でこの記事を使って授業を行い、課題に対するエッセイを400字程度で書くという授業での課題を課し、新聞への投稿も促しました。
提出されたアイデアは、各生徒の趣味や関心、これまでの経験等を活かした個性溢れるものばかりで1つ1つのアイデアが面白いと思いました。その中の幾つかをご紹介します。
・太陽光発電の利用に使いたい。
・バーチャルでのスペース遊園地を作りたい。
・宇宙でのライブ情報を使って新しい天体をつくるゲームを作りたい。
・人工衛星でのライブな宇宙映像を流した宇宙電車・宇宙バスを作りたい。
・スペースデブリ(宇宙ゴミ)などのリアルな問題も含めたプラネタリウムを作りたい。
・スペースデブリの回収に利用したい。
・地球の高度400kmぐらいから音楽を世界中に流したい。
・世界遺産の映像を自分なりに解析したい。
・リアルミッケをしてみたい。
非日常に自分を置いてあげることは自分自身の成長に繋がります。今回、独創性溢れる興味深いアイデアを打ち出したことはもちろんのこと、新たな世界に一歩を踏み出すことができた森さんの行動力が今回の掲載に繋がったのだと思います。