【中1】「円盤教材」を使った授業
更新日時:2021年7月30日
中学1年生(37期生)
【中1】「円盤教材」を使った授業
1学期の「道徳」の時間に各クラスで「円盤教材」を利用した授業を行いました。円盤教材は中学の各学年が年間に5~6回取り組む教材です。
円盤教材の正式名称は「新しい大学入試問題」で、いわゆる「正解のない問い」に答える教材です。これからの大学入試は今までのような知識確認のみの問題ではなく、新しい「問い」が設定されると考えられています。円盤教材は、このような「問い」に限られた時間内で解答し、グループワークを通じて友人といろいろな解答を共有し合うための教材として開発されました。学力テストだけでは測ることのできない、共感し合う力、仲間と解決していく姿勢といった「見えない力」「見えにくい力」もこの教材に取り組むことによって高めることができると考えています。
今回取り組んだ問いは、「『かわいい子には旅をさせよ』と同義のことわざと、対極の意味をなすことわざを考えよ」というものでした。ちょっと難しかったかもしれませんが、生徒の皆さんはみんな一生懸命考えていました。いくつかの作品とこの授業の感想を紹介します。
【同義】
「辛+一=幸」、「自分の大切なひなを空へ飛ばせよ」、「苦労をして育った人こそが一人前の人である」、「美しい花こそ荒れ地に植えろ」、「すべての困難はいつか役に立つ」
【対極】
「芽に水と肥料を与えよう!」、「大切な人には優しく、愛することを心がけよう」、「ニートには家政婦をやとえ」、「ひとりよりみんなでひとり」、「子供は子供らしく遊ばせるものだ」
【感想】
「みんな全然違う意見で、聞くのは楽しかったです。いろんな意見が出ていてすごいなと思いました。私は考えて書くことが苦手なので、みんなを見習い、考えること、書くことどちらも得意にしていきたいです。次も楽しみです。」
「私は、円盤教材に取り組んでみて、初めは難しく、何を書けばよいのだろう、もっと良い言葉を書かなくては、とあせって自分の想像にまるでふたをしたようだったけど、グループワークでいろんな意見が出てきて自分の自由な想像にまかせていいのだと気づけました。」
保護者の皆様もお子様から円盤教材の「問い」をお聞きになって、お子様と一緒に「新しい大学入試問題」にチャレンジしてみてください。「正解」はありませんので安心して取り組めます。