【高2】化学『金属イオンの定性分析』
更新日時:2021年11月18日
高校2年生(33期生)
金属イオンの定性分析
高校2年生の化学の授業で『金属イオンの定性分析』の実験を行いました。
金属イオンは薬品と反応することで様々な色を示す性質をもっています。例えば銅のイオンは青色の水溶液や青白色の沈殿を生じ、鉄のイオンは褐色の沈殿や黒色の沈殿を生じます。
これらの性質を利用して、汚染された水の中にどのような金属が含まれているかを調べる方法の1つになっています。
写真は様々な金属イオンに、様々な薬品を加えて変化を比較したものです。
金属イオンごとに沈殿を生じさせる薬品が異なることを利用して、複数種類の金属イオンが混ざった水溶液から、1種類ずつ金属イオンをろ過して分離することができます。
今回は廃液を少なくするために少量の試薬で行ったため上手くいかない操作もありましたが、実験手法を学ぶことにつながりました。
また操作の途中で『塩化銀』という感光性をもつ物質が生じました。感光性とは光によって反応する性質で、古くは写真のフィルムにも利用されていました。
白色の『塩化銀』を窓際に置いておくと、日光によって黒く変色することが確認できました。