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【英語・国際】Berufskolleg Senne(ドイツ)がターム留学の提携校になりました

更新日時:2018年6月28日

【英語・国際】Berufskolleg Senne(ドイツ)がターム留学の提携校になりました


Berufskolleg Senne(ドイツ)がターム留学の提携校に!


2018年度より、本校のターム留学の新たな提携校として、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ビーレフェルト市にある Berufskolleg Senne(ブルーフスコレーク・ゼンネ) が加わりました。


このプログラムは、日独双方の生徒が同数で参加する交換留学の形式をとっており、ドイツの生徒は毎年10月に本校を訪れ、約3週間ホームステイをしながら本校で学びます。一方、本校生徒は翌年1月から3月にかけて6週間、Berufskolleg Senneに通学します。現地では、英語・数学・化学・芸術・スポーツなどに加えて、一般市民向けのドイツ語初級講座を受けることもできます。




ビーレフェルトでの視察と、その翌年の来校

ターム留学開始に先立ち、2017年12月末には本校教員がビーレフェルトを訪れ、Berufskolleg Senneの校内や街の様子を視察しました。中世の街並みや医療福祉施設「ベーテル」などを見学し、現地の留学希望生徒とも交流することができました。

そして翌年10月には、Berufskolleg Senneのアッカーマン校長がご子息とともに来校されました。本校の授業や施設、さまざまな部活動をご覧いただき、生徒たちとの交流を大変喜ばれていました。「生徒たちは皆フレンドリーで感動した」とのお言葉もいただき、両校の関係が一層深まりました。

アッカーマン校長とご子息が大妻多摩をご訪問


ビーレフェルトという街

Berufskolleg Senneがあるビーレフェルト市は、ケルンやデュッセルドルフから電車で2時間ほどの場所にある中世の面影を残す落ち着いた街です。美術館や博物館、大学も点在し、医療福祉施設「ベーテル財団」でも知られています。このベーテルには1993年、当時の天皇皇后両陛下(現上皇ご夫妻)が訪問され、日本とドイツの交流が深まりました。現在でも日本庭園が残り、記念行事が続いています。


冬のビーレフェルトは、日本よりもずっと日照時間が短く、朝は8時ごろに明るくなり、夕方4時には暗くなります。それでも、街中には手作りのイルミネーションが飾られ、素朴で温かみのあるクリスマスマーケットが開かれ、ヨーロッパの年末の雰囲気をたっぷりと味わうことができます。


ビーレフェルト駅 クリスマス・マーケット クリスマス・マーケット



提携校 Berufskolleg Senne(ブルーフスコレーク・ゼンネ)とは

Berufskolleg Senneは、職業教育に特化した公立学校で、生徒は17歳から25歳ほど。印刷・写真・グラフィックデザインなど専門技術を学ぶクラスのほか、ビル管理やコンピュータ技術、実験補助など即戦力を育てる実践的なクラスもあります。


興味深いことに、同校では外国語として日本語が1年生の必修科目となっており、日本文化への関心が非常に高いのが特徴です。大妻多摩への留学を希望している生徒たちも、日本語や書道、茶道などを熱心に学んでおり、すでに来日を楽しみにしているとのことです。

Berufskolleg Senneの校内



相互理解を深める機会に

ドイツの生徒たちは、英語を幼いころから学んでおり、ほとんどが独英バイリンガルです。本校生徒も、「伝わる英語」でよいので積極的に会話し、日本の文化や考え方を伝えてほしいと思います。


この交換留学は、親元を離れて海外で生活する貴重な体験であると同時に、日本や自分自身を改めて見つめ直す機会にもなります。これまでとは違う価値観に出会い、多文化の中で自分を表現する力を育てていく、そんな時間になることでしょう。


今後、説明会も予定しています。興味のある生徒は、ぜひチャレンジしてみてください。みなさんの積極的な一歩を応援しています。


大妻多摩生のドイツへの留学の様子は、今後「留学だより」にて紹介していきます。