【校長室より】ニュースレター「多摩の風」vol.13
更新日時:2023年8月1日
ニュースレター「多摩の風」とは
本校の多彩な教育活動とその魅力を皆さんに紹介したいと思い、整理・編集したのがニュースレター「多摩の風」です。生徒には紙で配布しておりましたが、校内外問わずご好評をいただいていたので、今年度からはHPでもご紹介する運びとなりました。ぜひ、ご覧ください。(一部内容につきましては、学校生活ブログでも紹介しております。)
- 体 育 祭
- 大学別進路ガイダンス
- 駐日トルコ大使講演会
- 高3 科学研究国際大会
- 高1 日経新聞掲載
- 高1 歌舞伎鑑賞教室
- 高1 カナダ大使館訪問
- 市立図書館ボランティア
- つまたまあそびひろば
- 編集後記
体 育 祭
6月3日(土)に予定されていた体育祭は、大雨のために5日(月)に延期され、無事開催されました。
コロナ禍が明けて4年ぶりにフルメニューでの実施となり、スローガン「Soleil ~勝利を照らせ~」のもと、生徒の皆さんは一日思い切り体育祭を楽しめたことと思います。
当日の各学年の競技の様子は、新聞委員会が6月23日発行の学校新聞『翠巒』紙上でレポートしてくれました。こちら『多摩の風』では、体育委員会委員長に書いてもらったメッセージを紹介します。
体育委員会委員長メッセージ
ごきげんよう。体育祭お疲れ様でした。
今年は新型コロナウイルスによる規制が緩和されたことで、体育祭が約4年ぶりに全日での開催となり、学年の種目が増えたり、お昼ご飯を中高グラウンドで食べることができたり、昨年と違う点がたくさんあったと思います。そのようななか、体育委員を中心として皆さんが協力してくれたおかげで無事にやり遂げることが出来ました。ありがとうございました。
体育祭は、新年度に入って初めてクラスで1つになって行う行事です。クラスメイトの意外な一面は発見出来ましたか? また、いい所もたくさん見つけられたと思います。クラスメイト、学年の仲間はきっとこの先もずっと仲間です。大切にしましょう。
4月に委員長になってから、初めは前に立って話すだけで声が震えていたのですが、回数を重ねる度に堂々と人前で話せるようになりました。委員会が私の成長の場となりました。また、朝、昼、放課後の種目練習が可能になってから、共用グラウンドで皆さんが頑張って練習している姿に私自身、力をもらっていました。
体育祭は皆さんの意見が重要です。自分が少しでもやりたいなとか、こうした方がいいんじゃないかな、のような声を上げることでまた進化したいい体育祭になると思います。ぜひ積極的に意見を出してみてください。
体育祭を行うにあたり、尽力してくださった橋口先生、川村先生、金川先生の保健体育科の先生方を始めとする諸先生方、お忙しいなかお越しくださいました保護者の皆様、本当にありがとうございました。
大妻多摩で行う最後の体育祭を最高なメンバーとできてとても幸せです。一生色褪せることのない良い思い出が出来ました。2ヶ月という短い間でしたが、本当にありがとうございました。
ごきげんよう。
高2の「タマの宅急便」は新種目でした。本校の体育祭の伝統を引き継ぎながらも、〇〇さんが言うようにみんなで意見を出し合って、より楽しく、より活気のある体育祭を作り上げていってください。
大学別進路ガイダンス
中3~高3の希望者を対象に、進路指導部が企画した大学別進路ガイダンスが5月8日(月)、9日(火)の放課後に実施されました。ご来校いただいた大学は右の表に掲げたとおりです。前後半に分けて、ほとんどの大学に同じお話を2回していただいたので、生徒の皆さんには最大4校のお話を聞いてもらうことができました。こうしたガイダンスでは各大学についての様々な情報を得られますが、とくに、各大学にはどのような学部・学科があり、そしてどのようなテーマの講義やゼミがあるのかを知ることができるのが大きなポイントです。
大学で学ぶことができる学問分野は、生徒の皆さんにとっては中学・高校で学んでいる教科・科目と直接結び付けづらいものもたくさんあります。今回お話を聞いたり、いただいたパンフレットに目を通したりして、大学での学びに対して新たに興味・関心を持った人も少なからずいるのではないでしょうか。これをきっかけにして、自分でも積極的に大学研究、学部・学科調べを進めてみてください。そしてまた、夏休みにはオープンキャンパスなどを利用して、実際に大学に行ってみることをおすすめします。
駐日トルコ大使による講演会
5月11日(木)の放課後、駐日トルコ共和国特命全権大使コルクット・ギュンケン氏をお招きしての講演会を実施しました。2月に高校2年生(現3年生)の有志がトルコ・シリア大地震に際しての募金活動を実施したことからトルコ大使館とのご縁がつながり、今回の講演会が開催される運びとなりました。大使はパワーポイントを使いながら話されましたが、最初のページに示された表題は「トルコ:アジアの西 欧州の東」でした。西アジアの一部でもあるし、欧州の一部でもあるという地理的な位置から、トルコではいろいろな文化が混じり合って独特な文化がつくられてきたことを紹介してくださいました。
例えば、トルコの食文化を代表するサルマ。ブドウの葉でコメや挽肉などを包み、オリーブ油で煮込む料理で、ヨーロッパの食文化を代表するブドウの葉やオリーブ油と、アジアの食文化を代表するコメが使われている一品です。
大地震については、2万棟以上が倒壊して5万人以上が亡くなられ、それ以外にも60万棟以上が住めない状況になっており、復興にはかなりの時間かかるだろうとのことでした。そうしたなか、日本からは発災後すぐに救助隊が送られたほか、その後も医療チームや市民団体、学生団体などが支援の手を差し伸べ、トップレベルの支援を行っていることに対し、「心から感謝しています」とのお言葉がありました。発災直後だけでなく、これからの長い復興の道のりのなかで、継続して応援していきたいですね。
もう一つ、今日のトルコが抱えている大きな問題として、国内で紛争が続いている隣国シリアからの難民の問題があります。今、シリアからトルコに350万人もの難民が流入しているそうです。平和な日本に暮らしている私たちからすれば、住むところを失い、家族の身の安全を守るために他国に脱出しなければいけない状況に置かれるというのはまるで別世界の話のようですが、こうしたことが現実に世界各地で起きているのです。今回、このお話を聞いたことをきっかけに、世界でどのような紛争が起こっているのか調べてみてください。
トルコの歴史や文化、今日抱えている問題など、内容が多岐にわたっている密度の濃い講演会だったと思います。参加した生徒の皆さんの「地球感覚」が磨かれたのではないでしょうか。残念ながら今回参加できなかった人たちも、これからもこのような機会はたくさんあると思うので、次回はぜひ積極的に参加してください。
高校3年生 科学研究の国際大会(ISEF)に出場!
5月にISEF(アイセフ、International Science and Engineering Fairの略)に出場した高3の小笠原さんに、出場にいたるまで道のりと、皆さんへのメッセージを書いてもらいました。
高校3年 小笠原さんからのメッセージ
ごきげんよう。
私は、5月にアメリカのダラスで開催された「ISEF 2023」に参加しました。
(引用:ISEF=世界80以上の国から約1800人の高校生が集まり、科学の研究を競うコンテスト。審査委員は約1000人、賞金総額は約400万ドルという世界最大級の大会で、主催は科学雑誌の発行や教育的な科学コンテストを手掛けてきた米国の非営利団体 Society for Science。毎年アメリカの都市で開催される。大会は審査だけでなく、参加者同士が交流する機会がたくさん用意されている。)
高1の探究授業をきっかけに数学と音楽についての研究を始め、「中高生探究コンテスト」に応募し「優秀賞」を受賞しました。探究の授業は高1で終わりますが、私は自分のテーマをもっと追究したいと思い、高2になってからも、一人でずっと研究していました。
高2の夏には「自由すぎる研究グランプリ」に応募し、「エンターテインメント賞」を受賞しました。探究成果や探究に対する姿勢に関心を持って頂き、テレビや講演で取り上げられ、色んな方々の意見や感想を聞く事が出来ました。これにより意欲と情熱が沸き、もっと大きなコンテストで自分の研究の成果を試したいと思い、「JSEC 2022」に応募しました。JSECは今までのコンテストとは規模や他の生徒の研究のレベルも全く違いました。最終審査会では、部活で培った度胸と笑顔で自信を持って、周りの誰よりも印象に残るプレゼンをする事を意識しました。1日目の反省点を2日目に反映させ、2日目は自分の全力を出し切りました。結果、「日本ガイシ賞」を受賞し、日本代表としてISEFへの出場権を頂きました。ISEFでは英語でのプレゼンと質疑応答を行うため、その準備はとても忙しく、学業との両立に苦心しました。
ISEFでは、とても貴重な経験ができました。世界に向けて発表が出来ただけでなく、様々な国の生徒や研究者との交流はとても有意義なものでした。ISEFピン交換会では200人以上の海外の生徒と交流することができ、今でも連絡を取っている友達もいます。海外の友達とのメールは、英語での略語の使い方を教えてもらい、生きた英語に接することが出来ます。
ISEF審査会当日は体調が悪くなってしまったのですが、周りの方々の支えのおかげで、何とか全力でやり遂げることが出来ました。体調が悪く、ホテルで寝ていた時に、team JSECの仲間達が、お味噌汁とお茶漬けを作ってくれました。良い仲間ができたことを実感しました。また、ISEFで私の研究に興味を持ってくださった台湾企業での研究発表の参加権を頂きました。更に、文部科学大臣特別賞も頂きました。
振り返ってみると、高校1年の教室でふと閃いた一つの研究材料の種がどんどん大きくなっていきました。是非、皆さんも小さな閃き、興味を大切に育ててほしいと思います。それは、他の誰でもない今の自分にしか考えられない研究の入り口かもしれません。探究の授業を調べ学習ではなく、自分で考えて取り組む有意義なものにしてください。応援しています。
ISEF出場を側で応援してくれた家族や先生方や友達に心から感謝を申し上げます。
夢実現に向けて、今後も研究を進めていきます。
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この1年あまりの間、小笠原さんは各方面で大活躍でした。
高1での探究論文の作成を通じて、小笠原さんのように、大妻多摩を卒業した後も夢中になって打ち込めるものを見つけられる人が一人でも多く出てきてくれることを願っています。
高1「戻してはいけない『日常』は何ですか?」(日本経済新聞 掲載)
日本経済新聞社編集委員の田中陽さんからのお題「戻してはいけない「日常」は何ですか?」に答えるという企画で、高校1年の和田さんが投稿した文章が5月29日の『日経新聞 電子版』と実際の紙面に掲載されました。
3年強にわたって私たちを苦しめ、悲しませてきた新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行しました。ただ、ウイルスの性質が変わるわけではなく、これからも感染する恐れがあるのは変わりありません。それでも、いろいろな制約が解かれ、生活の自由度は高まります。さて、読者の皆さんは、息苦しかった時期に何を思い、この新しい日常の景色を見て何を感じているでしょうか、という問題定義が背景にある今回のお題です。
以下に和田さんの文章を掲載します。
「戻してはいけない『日常』は何ですか?」(日本経済新聞 掲載)
「コロナだから」。これを聞くたびにうんざりする。人生で二度とない青春の機会がその言葉とともに無くなった。私たち子どもが納得できるような合理的に説明ができる人がどこにもいない。SNSやテレビの向こうに映る人たちを含めても出会ったことがない。期待しても仕方ないし諦めた。自分で考えて完結するしかないのだ。私の同年代はこんな感じで忍耐、辛抱して過ごしてきた。そんな日常のなかでも発見があった。一緒に悲しむ大人たちをみて、自分たちの生活が家族や社会、地域にいかに支えられているか、その前提となる平和や平穏な暮らしがいかに貴重かがよくわかった。これから様々な行事が再開されていくが、コロナ禍の制約下でため込んだ「考える力」を今こそ発揮するときが到来したのだ。大人たちは言葉にこそしないが、きっと私たちにそれを期待しているはずだ。さあ、今こそ自分が本当にやりたいことに挑戦して私たちが世界をリードしよう。
先月4年ぶりに従来の形の体育祭を開催することができました。これから続く、文化祭・合唱祭も、みなさんの「考える力」を発揮して、良いものにしていきましょう。
高1 歌舞伎鑑賞教室
6月14日、高1は皇居近くの国立劇場で行われている歌舞伎鑑賞教室に行きました。
演目は『日本ふり振そで袖はじめ始~やまたのおろち八岐大蛇とすさのおのみこと素戔嗚尊』でした。日本史の教科書にも出てくる江戸時代に活躍した脚本家近松門左衛門が、『古事記』のなかの有名な神話にエンターテインメント性を加えて書き上げた作品です。
きらびやかな衣装をまとった岩長姫が、やがて悪役のシンボルであるくまどり隈取をして八岐大蛇となる場面では、華麗さと怪しさを漂わせながら舞う女方の芸に引き込ました。また、生け贄として捧げられた恋人の稲田姫を救おうと戦いを挑む素戔嗚尊が八岐大蛇との立ち回りを演じる場面は、とてもダイナミックで迫力がありました。今回はじめて歌舞伎を見るという人も多かったと思いますが、見どころたっぷりの作品で、歌舞伎の華やかな魅力を十分に感じることができたのではないでしょうか。
歌舞伎は、能楽、人形浄瑠璃文楽と並んで2008年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。国際社会で活躍できる人材になるためには、まず自国の歴史や文化について深く知らなければいけないというのはよく言われることです。日本人自身が歌舞伎について全く語れなかったらちょっと恥ずかしいですよね。今回その魅力にふれることができた歌舞伎について、将来外国の方に日本を代表する伝統文化のひとつとして紹介できるように、興味を持った人はぜひ深掘りして調べてみてください。
毎年10月の校外学習では、高校1年生は東京の下町方面に出かけます。今回に続いて江戸の文化に触れることができる機会です。楽しみにしていてください。
高1 カナダ大使館訪問
6月14日(水)午後、高1国際進学クラスからの希望者とカナダへのターム留学を希望している生徒の合計22名でカナダ大使館を訪問しました。
館内(ロビー階のカナダガーデンと地下2階のギャラリーと図書館)を自由に見学できるスタイルで、生徒は特に地下2階の図書館で多くの時間を費やしていました。
ターム留学地であるオタワについて調べたり、カナダの国技であるアイスホッケーのゲームで盛り上がったり、新渡戸稲造とカナダの関係について学習する姿が見られました。
この日の午前中には国立劇場で歌舞伎鑑賞教室がありましたが、あまり疲れも見られず、こうしたイベントに積極的に参加する姿を頼もしく感じました。36期生の持ち前のパワーで、これからも学校を引っ張っていってほしいと願っています。
多摩市立中央図書館 開館準備ボランティアに参加
7月1日(土)、多摩センター駅近くに、多摩市立中央図書館がオープンしました。開館前に、本校の生徒がその開館準備ボランティアに参加しました。
写真は、大妻女子大学の学生さんのご指導のもと、本を並べる生徒たちの様子です。工夫をこらし「カフェ」をテーマにした本を並べています。
5日にわたるお手伝いを通し、図書館の仕事の大変さや、新しい図書館の魅力を感じることができたようです。新しい図書館は、公園に面した開放感のある空間で、開館してからも足を運びたい、と言う生徒が大勢いました。
読書は自分の世界を広げてくれます。入学時に配った『扉のむこう~読書のすすめ~』も参考にして、この夏休みにはぜひたくさん本を読んでください。
第1回「つまたまあそびひろば」開催!
今年度より、未就学児対象の「つまたまあそびひろば」の企画・運営をする高校生の有志団体「つまたま保育クラブ」が始動し、その第1回となるイベントを7月9日(日)に開催しました。
つまたま保育クラブは、「1. 大妻多摩・大妻多摩生を知ってもらい、好きになってもらう、2. 大妻多摩の豊かな環境で子ども達が安全に・楽しく遊べる場を提供する、3. 子ども達とのふれ合いを通して、子ども達と大妻多摩生が互いに学びあっていく」という学校広報、地域交流、社会的学びの3つの目的を柱とし、将来保育士や子どもに関わる職業を目指していたり、子どもと遊ぶのが好きだったりする高校生有志が活動しています。
第1回となる今回のあそびひろばは、3歳~6歳の児童を対象に募集したところ、当日は兄弟児も含め0歳~8歳の15人11家族が遊びに来てくれました。
生徒・保護者の皆様にはビニールプールご寄付のご協力を頂きありがとうございました。今回は悪天候の懸念より室内遊びでの実施となりましたが、大切に保管をし、来夏また使用させて頂きます。
また、今回のイベントに先駆けて唐木田児童館へ見学に行かせて頂き、児童館の職員の方から様々なアドバイスを頂きました。チラシを児童館へ置かせて頂いたり、さらにはご厚意でフロアマットを無償で貸して下さったりと、様々な面でサポートをして頂きました。この場を借りて感謝申し上げます。
今後、地域の方々とも連携しながら、子どもから大人まで全ての方々に愛される、多摩の地に根ざした学校を作っていければと願っています。以下、保育クラブのメンバーである高校3年生の多田さんが書いてくれたコメントを紹介します。
保育クラブのメンバーのコメント
今回副責任者を務めさせていただいた多田です。私はもともと小さい子供と遊ぶのが好きで、将来子供に関わる仕事に就きたいと思っていたので、小さい子と遊べればいいな、程度の軽い気持ちで保育クラブに参加することを決めました。そのため、副責任者になった時は、本当に自分に務まるのかな、と不安な気持ちもありました。実際、遊び内容を決めるところから、20人以上いるメンバーの役割分担や当日の流れを決めるところまで、一から企画・運営をしなければいけなかったので、とても大変でした。しかし、当日は雨天バージョンでの実施になってしまったにも関わらず、子供達はとても楽しんでくれて、最初はお母さんから離れなかった子達も、最後には笑顔で「また来たい」と言ってくれたので嬉しかったです。また、0歳から8歳までと、様々な年齢の子と触れ合うことができ、良い経験になったと思います。企画や準備は大変でしたが、これらを通じ私は多くの事を学び、成長することができ、何より自信がつきました。一緒に中心となり活動してくれた運営のメンバー、保育クラブのメンバー、そして保育クラブを作ってくださった吉田先生と糸井先生には感謝したいです。
編集後記
今回は高校生が活躍している記事が多くなりました。次号では中学生のようすもお伝えできると思います。
先日、本校がある多摩市のお隣の八王子市では気温39.1℃を観測しました。温暖化の進行に危機感をおぼえますね。皆さん、熱中症に十分気をつけて、充実した夏休みを過ごしてください。