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【校長室より】ニュースレター「多摩の風」vol.8

更新日時:2022年9月14日

【校長室より】ニュースレター「多摩の風」vol.8


ニュースレター「多摩の風」とは

2021年度から管理職が代わり、本校の多彩な教育活動とその魅力を皆さんに紹介したいと思い、整理・編集したのがニュースレター「多摩の風」です。生徒には紙で配布しておりましたが、校内外問わずご好評をいただいていたので、今年度からはHPでもご紹介する運びとなりました。ぜひ、ご覧ください。(一部内容につきましては、学校生活ブログでも紹介しております。)


PDFとしてのダウンロードはこちらから可能です。(「多摩の風」vol.8 )

過去の記事




中3 環境問題ワークショップ


 7月20日(水)から22日(金)にかけて、中学3年生は環境問題ワークショップに取り組みました。午前中に80分2コマを設定しての実施です。
 1日目には、講師として京都大学大学院総合生存学館(思修館)の齋藤敬教授と、東京薬科大学生命科学部応用生命科学科の藤原祥子教授をお招きしました。齋藤先生には化学の視点から「環境に良い化学とは何か?」というテーマで、藤原先生には生物学の視点からとくに微生物の働きについてお話しいただきました。中学の教科書には載っていない大学の最先端の研究にふれることができ、生徒の皆さんは知的な刺激を受けたようでした。いくつか感想を紹介すると、


  〈齋藤先生の講義〉
〇 グリーンケミストリーのお話しが印象に残っています。作られた物自体が環境に良かったとしても、作られる過程で悪影響を及ぼしていたら良くないのだと知りました。普段私達が、表面上で見ている事だけでなく、その背景まで考えることが大切なのだと思いました。
〇 齋藤先生の「傷ついても時間が経てば勝手に直るプラスチック」がとても印象に残った。理由は、その性質がプラスチックだけでなくガラスや服の繊維などにあれば、ほとんどのものを永久的に使うことができると思ったから。
〇 人も服も全て化学でできている、というお話が印象に残っています。化学というと薬や化学式の印象が強かったのですが、「化学で新しい物を開発して化学の力で生活を豊かにする」というお話を聞いて、自分の中で「化学」の可能性が広がってとても面白かったです。

〈藤原先生の講義〉
〇 私は藤原先生のバイオレメディエーションの内容が特に印象に残っています。なぜなら、生物などによって修復ができるとは思わなかったからです。生物って人間よりもすごいのかもと思いました。
〇 藤原先生の授業は、生物に対する情熱がとても伝わってきて、自分も興味をもてる学問を見つけたいと思いました。
〇 発電菌など、普段見過ごしがちな微生物や藻がこんなに不思議で可能性があふれていることに驚いた。全く知らない世界だった。

 2日目は、本校の技術家庭科の黒沼有里先生が環境問題と密接な関係がある食糧問題について、社会科の名塩祐太郎先生が地球温暖化について、それぞれグループワークを取り入れながら講義を進めました。
 3日目は2コマともグループワークに取り組みました。1コマ目は、各講義中に提示されたキーワードを書き取ったカードを使って、自分たちなりに2日間の講義の内容を模造紙にまとめる作業をしました。「原因」・「影響」・「結果」などを考えながら、各カードを結び付けていきます。この作業を通じて、専門分野の違う4人の先生方の話がいろいろなところでつながっているということを感じ取ってもらえたと思います。2コマ目は、各グループがまとめたものを発表し合いました。

 環境問題のような世界の人々が協力し合って解決していかなければいけない複雑で大きな問題は、学校で習っている教科の学習内容だけで解決できるものではありません。生徒の皆さんには、各教科の勉強をしっかりしてもらうのはもちろんのこと、教科の枠を越えて社会で起きている問題の本質を追究していく力や、問題の解決策を考える力を身につけていってもらいたいと思っています。
 このワークショップのあと、7月から8月にかけて日本各地で記録的な豪雨による大きな被害が出ました。また、イギリスでは熱波のために1000人以上が亡くなったというニュースもありました。地球温暖化は待ったなしで対策を講じなければならない問題です。将来、大妻多摩からこの大問題に挑んでいく人が現れることを望んでいます。




高2 プラネタリウム見学


 7月15日(金)、東京都西東京市にある「多摩六都科学館」にプラネタリウム見学に行ってきました。文系・理系に関わらず星空に興味のある生徒は多かったようで、合わせて60名ほどの参加となりました。

 プラネタリウムでは、今夜見られる星空の解説、宇宙で起こる様々な天体衝突、宇宙探査機ボイジャーについての映像を鑑賞しました。


  普段見ることのできない満天の星空にまず圧倒され、「北斗七星」「さそり座」などのお馴染みの星座から、星座にまつわる神話や星座の見つけ方まで、色々なお話を聞くことができました。当日はあいにくの雨でしたが、晴れた夜には今回の講演を思い出しながら夜空を眺めてみてほしいと思います。天体衝突の映像は迫力満点で(少し酔いやすかったかも?)、遠い宇宙空間で起こっていることがリアルに感じられました。宇宙探査機ボイジャーの物語は、知らなかった人も多かったのではないでしょうか。今回の見学を機に、興味のある事柄について詳しく調べてみるのも良いかもしれません。

 プラネタリウム鑑賞後は、館内の展示を自由に見学しました。宇宙探査機の巨大な模型や、ピアノや時計の仕組み、武蔵野の生き物の標本や剥製(生きた魚も!)、化石や鉱物の展示などなど、幅広い分野の貴重な資料を目にすることができました。また、実際に自分で触ったり動かしたりするような体験型の展示が多くあり、生徒の皆さんは非常に楽しめたようです。一番人気は、月面での重力を体験できる「ムーンウォーカー」というアトラクションでした。学校の授業だけでは学べない、様々な科学の魅力に触れる貴重な機会になりました。






生徒主催の学校説明会

 7月18日(月)、本校初、生徒主催での受験生向けイベント「在校生による夏の校内ツアー」を実施しました。
 今年の2月に会長の〇〇〇〇さんを中心に生徒会が発案してくれて、新年度になり実行委員を集めることから始め、体育祭や定期試験などの学校行事の合間を縫って企画の内容を決めていきました。3ヶ月程で準備を終えなければならないタイトなスケジュールながら、協力してくれた生徒の皆さんの力によって実施にこぎつけることができました。この間、教員は事務的なところをバックアップするだけで、企画から当日の運営まで、すべて生徒の皆さんがやってくれました。


   当日は、学生会館にて来場者全体にむけて簡単な学校紹介を行った後、小グループに分かれて校舎見学ツアーを行いました。校舎見学ツアーは、それぞれのグループを生徒が2人ずつで案内し、途中質問などにも答えながら校舎内を巡ります。その途中の4つの教室では、生徒による学校紹介のプレゼン発表をご覧いただきました。「国際教育」「学校行事」「授業内容」「中1の1日」といった内容で、普段教員が行っている説明会ではあまり取り上げない内容や、教員とは違った目線から大妻多摩の様子を話してくれたため、来校して頂いた方からも満足のお声を頂くことができました。同時進行でオンライン配信も実施しましたが、なかなか予定通りに進められないところもあった中、パーソナリティを務めてくれた生徒の機転によって、素晴らしい配信を行うことができました。

 初めての試みであったために想定外のトラブルもありましたが、なんとか無事に会を終えることができました。反省点も多くありましたが、来年度はそれを生かしてよりよい会にしていきたいと思います。反省会にて来年度の実行委員を募集したところ多くの生徒が立候補してくれ、すでに高校1年生が動き始めています。来年になったら協力してもらえる実行委員を改めて募集しますので、皆さん楽しみにしていてください。






高3 夏休み受験勉強合宿


   7月20日(水)~23日(土)(3泊4日)の日程で、多摩永山情報教育センターで受験勉強合宿が実施されました。高校3年生の希望者42名がこの合宿に参加しました。1日10時間以上の勉強を4日間継続することで、受験勉強の根本的な力である自学自習の習慣を確立することがこの合宿の目的です。例年は高校2年生の冬に実施している行事ですが、昨年はコロナ禍によって実施ができなかったため、今夏での実施となりました。終了後にアンケートを実施したところ、ほとんどの生徒が合宿後は勉強時間や集中力を増すことができたようです。参加した生徒の皆さんの声をいくつか紹介します。


  「参加したことで自分がどれだけ集中することが出来るのか、どれくらいの時間でどれくらいの量をこなすことが出来るのか、勉強の偏りがあるのかなど、普段の生活では気づくことが出来なかったことに向き合うことが出来てとても良かったです。一人部屋だったので自分の思う通りに生活を出来てとても気持ちよく過ごすことが出来ました。自分の勉強習慣を確立するうえでとてもいい合宿だったと思います。」 「毎回の食事が温かく、とても美味しかったです。朝食時間が厳しく定められていなかったことが良かった点です。また勉強部屋の机が広く、集中して勉強に取り組むことができました。先生に質問をすることができるのも良かった点です。綺麗な宿泊施設で個人部屋だったので体も休まりました。同級生が凄く勉強をしていて、より受験生としての自覚を持つことができ、また本当の受験の辛さを経験することができました。夏休みの初めに1日10時間以上の勉強のリズムを掴むことができたので参加して本当に良かったと思います。」 「合宿に参加するまであまり勉強に身が入りませんでしたが、みんなが頑張っているのを見て自分も頑張ろうという気持ちになれました。また自室での1人の時間で、自分と向き合うこともできました。勉強面でも、気持ちの面でも、有意義な時間が過ごせたと思います。」  ここで紹介したコメントはアンケートの一部ですが、この合宿に参加した生徒の皆さんの多くは何かしら得たものがあったようです。この合宿の経験を今後の学習に活かし、受験を乗り切ってほしいと思います。






第1回実話怪談会「魂laナイト」が開催されました


   8月8日(月)に国語科主催の実話怪談会「魂laナイト」(たまらないと)が開催されました。  プロの語り手として怪談社より上間月貴(かみま つきたか)さんをお呼びし、逢魔時(おうまがとき)に約1時間半怪談を語っていただきました。上間さんの穏やかかつ迫力のある声でなされる圧巻の語りに、参加者全員が思わず息を呑んでしまいました。


   怪談は日本の風土・精神的文化を強く反映しており、古典文学にも多くの怪談話が見られます。昔の日本人が未知なるものをどのように解釈してきたのか、人智の及ばない自然とどのように向き合ってきたのか、その多くを怪談から読み取ることができます。そして未知なるものへの畏怖の念は、科学文明の灯が闇を照らす現代においてもなお同じです。私たちに身近なシチュエーションを取り上げることで、「もしかしたらこんなことが実際に起こるかもしれない」という生々しい感覚を呼び起こし、逆に古典作品にはないリアリティが生まれるのだと思います。今回はそのような現代の怪談に関して上間さんに語っていただきました。
 
   恋人同士の男女が遭遇した怪談、自宅で起こる怪談、怖くないけど不思議なお話としての怪談、自分だけに見えて周囲は認識できない怪談など、実に様々な角度から参加者を怪しく魅力的な世界へと引き込んでくださいました。とくに最後のお話は、本校教員が実際に体験した人形にまつわるお話を語ってくださり、なんと人形の実物も会場に展示され、大きな盛り上がり(どよめき)が巻き起こりました。
 
   途中、上間さんが「会場のみなさんは幽霊を信じていますか?」という質問を投げかけると、多くの生徒が手を挙げていた光景が印象的で、分野を問わず未知なる世界への興味関心や探究心が強い本校生徒の姿勢が表れているなと感じました。上間さんにも「みなさんとても素直な生徒さんで、純粋に怪談を楽しんでくれていたので、とても語り甲斐がありました」と言っていただきました。
 
   また、有志生徒が約1ヶ月かけて制作した怖い舞台装飾も会場の雰囲気をゾッと盛り上げてくれました。話がひとつまたひとつと終わるたびに外から会場にこぼれてくる光が薄れてゆき、終盤にさしかかる頃には会場が真っ暗になっていたのもまた一興でした。
 
   日本文化と関わりの深い怪談に親しみ、夏の風物詩として楽しむことができました。来年には第2回の開催も予定していますので、次の夏にはぜひ新規参加の方もお待ちしています。
 






遺伝子組み換え実験


 高校2年生と3年生の希望者を対象に、8月9日(火)、10日(水)の2日にわたり、遺伝子組換え実験を行いました。大腸菌にGFP(Green Fluorescent Protein)の遺伝子を導入する実験です。遺伝子組換えが成功した大腸菌は、ブラックライトを当てることで緑色の蛍光を確認することができました。  GFP(緑色蛍光タンパク質)は 1962年に下村脩博士によってオワンクラゲから発見されたタンパク質で、下村博士はその功績により2008年のノーベル化学賞を受賞しています。GFPは紫外線を当てることで緑色の可視光線を発する性質を持ち、遺伝学の実験におけるマーカーなどに利用されています。

 遺伝子組換えに関する内容は中学の教科書にも載っているほど身近な事柄です。ですが、組換え実験の実施はカルタヘナ法という法律によって制限されているため、違反しないように、生徒の皆さんも教員も普段の授業で実験を行うときとは違う緊張感をもってこの実験に臨みました。  初日の実験前には、「遺伝子リテラシー」を考える講義を行いました。「遺伝子組換え」だけでなく、品種改良などの一般に行われている遺伝子操作技術についても触れながら、イメージに惑わされずに正しい知識をもとに自分で判断をする、という意識を確認しました。  実験では、1日目に大腸菌にGFPをコードする遺伝子を導入し、一晩培養した後、2日目に結果を確認します。しっかりと遺伝子を導入できており、蛍光する大腸菌の作成に成功しました。最後にオートクレーブにより滅菌処理を行い、実験は終了です。  大学受験には直結しないかもしれない実験ですが、科学的な考え方を再認識したり、研究分野への興味を引き出したりすることができ、充実した時間となりました。





東北被災地訪問

8月23日(火)~25日(木)に、2019年以来3年ぶりの東北被災地訪問を2泊3日で行いました。東日本大震災から毎年、支援・交流を続けており、コロナの影響で実施できない時期もありましたが、今回の参加が初めてではない生徒もおり、3年前との変化を感じることの出来る訪問となりました。
1日目は陸前高田市へ行きました。追悼・祈念施設の高田松原津波復興祈念公園では、実際に津波が来た海を眺め、奇跡の一本松や記念碑を見ました。津波で水没した気仙中学校には、中に入って見学することができました。瓦礫や壊れた校舎を見て、津波の恐ろしさについて学ぶとともに、防災や避難について深く知ることが出来ました。その後、陸前高田で民泊をしました。地元のご家庭で家族の一員として受け入れていただき、感染対策をしたうえで一泊しました。それぞれのご家庭で、東京では出来ない貴重な体験をさせていただきました。


 

2日目は民泊のご家庭とのお別れ会を行いました。生徒は本当の家族のように接していただいたようで、別れを惜しんでいました。その後、ワタミオーガニックファームに行き、復興とSDGsについて体験を通して学びました。野菜や果物を試食し、被災を受けた土地の利用について実際の土地を見ながらお話を聞いて、五感を通じて学びを深めました。次に、宮古市の田老に訪問し、防潮堤に上って町を眺めたり、実際の津波の映像を見てガイドさんのお話を聞いたりしました。生徒たちは真剣に映像を見て、メモをとり、ガイドさんの体験談を深くうなずきながら聞いていました。田老のあとは、龍泉洞という鍾乳洞に行き、美しい鍾乳洞を見学しました。

3日目は渓流釣り体験から始まりました。初めは釣れた魚を怖がって触れなかった生徒も、スタッフの方に優しく教えていただくうちに、しっかり掴めるようになっていました。その後、岩泉町役場を訪問しました。職員の方に、平成28年の台風の被害と安全なまちづくりについてお話を聞きました。

3日間の訪問を通じて、防災・減災の大切さを改めて知り、岩手の人の優しさに触れました。来年の訪問が楽しみです。





第1回ホスピタリティ甲子園 英語部門 プレゼンテーション決勝大会で高校2年生が優勝


7月28日(木)に「第1回ホスピタリティ甲子園 英語プレゼンテーション大会英語部門 決勝大会」がフォーシーズンズホテル東京大手町を会場に行なわれ、高校2年1組の〇〇〇〇さんが見事に優勝しました。
 この大会は今年から始まった大会で、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校が主催し、フォーシーズンズホテル東京大手町が協力をしています。


 

 「おもてなし」という言葉が東京五輪誘致の頃から日本中に広まり、皆さんの中にも日本は Hospitalityの高い国であるという認識があるのではないでしょうか。ところが、主催者の方のお話によればその認識とは大きく異なり、「日本のホテル業界における接客は、決して世界最高の水準にあるとは言えない」とのことでした。欧米を中心に、Hospitalityは大学の正式なコースになるほどのレベルで学ばれているそうですが、日本はまだ立ち後れていて、とくに次世代を担う若者へのHospitality教育が危ういとのことでした。そうした危機感からこの大会を始められたそうです。

 決勝大会には〇〇さんの他に、本校からは同じく高校2年生の〇〇〇〇さん・〇〇〇〇さん・〇〇〇〇さんのグループも選ばれていました。他校の参加者も素晴らしいプレゼンを披露してくれたなかで、優勝した〇〇さんのプレゼンはとにかく内容が独創的でした。また、本校のもう1組の生徒たちも、「チームでプレゼンをする」という離れ業を見事に成功させ、こちらも素晴らしいものでした。  次に、〇〇さんが書いてくれた感想文を紹介します。

 私は、今まで自身で何かを発表するような校外イベントに参加した経験がほとんどありませんでした。一方で、春休み中の「エンパワーメントプログラム」への参加を契機に、再び英語で発表する機会を窺っていました。そんな中、「英語で発表」と書かれた教室の掲示板上のチラシを見て、ピンと来ました。それは、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校主催の「第一回ホスピタリティ甲子園 英語部門」というものでした。高校生英語スピーチコンテストならば、英語の能力を向上させ、かつ今の自分にはない新たなヒキダシを作り出せると思い、挑戦しました。与えられたテーマは、「あなたが考えるホスピタリティの仕事の未来について」です。6月の予選を通過、7月の決勝プレゼンテーションに進出し、優勝させて頂くことができました。

 私は、「Baton of Happiness」というタイトルで、どのような場面においてもホスピタリティが存在して循環しているという概念を発表しました。ホスピタリティを与える側、与えられる側共に幸せな気持ちになり、両者共に新たな第三者へ、ホスピタリティを施したくなる結果「幸せのバトン」が受け継がれていきます。さらにこうした循環は、これからのAI時代においても大切な人間関係で在り続けるという内容です。このプレゼンを高く評価して頂いたことは光栄ですし、パワーポイントの使い方が審査員の方々にご好評頂いたことも嬉しく思います。
 今回のことは、自身にとって良い経験となりましたし、英語への姿勢や人前に出て発表することへの意識を高める転機となったと思います。

 発表者には審査発表後に、このホテルのレストランでの会食というご褒美が用意されていました。会場はフォーシーズンズホテル東京大手町の39階でしたので、眺望も素晴らしく、目の前に夏の青空を背景にしたスカイツリーが美しく見えました。本校生徒だけでなく全ての参加者にとって思い出に残る夏の日となったことでしょう。大会運営に当たられた関係者皆さんの Hospitality に感謝します。





編集後記

 今号は、1学期の期末考査終了後から夏休みにかけての期間に行われた様々な活動について取り上げました。新型コロナウィルスの感染者数が高止まりし、まだまだ警戒をゆるめられない中でも、昨年の夏休みと比べれば部活動や宿泊行事などの教育活動をコロナ禍以前の通常に近い形に戻すことができました。  2学期前半は文化祭や修学旅行、校外学習といった大きな行事がありますが、コロナ対策をしっかりしながら十分に楽しみ、いろいろなことを学んでください。