OTSUMA TAMA Junior and Senior High School

学校案内

【校長室より】「探求とSDGs」

更新日時:2018年7月2日

【校長室より】「探求とSDGs」

そうだ、図書館に行こう!

 

図書館では新たに「探究」と「SDGs」の書籍コーナーが出来ました。

今年から高校一年生に「探究基礎」という科目が始まりました。「探究」とは現代社会で起きているさまざまな出来事に対する問題意識を高め、大学進学に向けて自分が取り組む学問分野を見つけ、さらには大学卒業後の社会に出てから自分が活躍すべき分野を見つけるための高大連携の取り組みです。生徒のみなさんは中高生の時期から、現代社会の問題について興味や関心を持ち、課題を設定してそれに基づいて掘り下げて研究することが課されます。課題が見つかったら、それに対して疑問を提示し、その問題を解決する必要がでてきます。またその課題について批判的に検討することによって論理的思考力が養われます。

図書館ではこの現代社会の問題を扱った書籍を増やしていく予定です。「SDGs」とは、国連に加盟するすべての国々が持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)に示された17のゴールと169のターゲットに沿って、2030年までに目標達成していこうという地球規模の行動指針です。17のゴールの中には、貧困、飢餓、教育、水とトイレなど開発途上国の目標もあれば、生きがいと経済成長、産業と技術革新、不平等、持続可能なまちづくりなど先進国の目標もあります。また気候変動、海の豊かさ、陸の豊かさ、平和と公正など世界のすべての人々を対象にした目標もあります。「誰ひとり取り残さない」(No one will be left behind.)が共通の目標です。言い換えれば、これからの地球に生きるすべての時代のすべての人々のための目標ということになるでしょう。豊かな社会を生きるために、学校も企業もこれらの17の目標を考慮することが大切なのです。