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令和2年度一学期終業式 校長からのメッセージ

更新日時:2020年7月31日

令和2年度一学期終業式 校長からのメッセージ

生徒のみなさんへ

2020年度一学期が無事終了いたしました。

新型コロナウィルスの世界的蔓延のため、今年度は通常とは異なるかたちで授業を開始せざるを得ず、みなさんも状況に対応するのに大変だったと思います。


日本だけでなく世界中を巻き込んだウィルスの蔓延により各国は国境封鎖をしたため人の往来はもちろん経済も立ち行かない状況になりました。新型ウィルスの流行により、各国で「ステイホーム」の名のもとに外出自粛が行われました。感染者増大に伴い、商店も閉店、学校も休校、人々の日常は一変してしまいました。世界中の人々が未知のウィルスの暴挙に突然襲われたのです。有効なワクチンと薬が発明されない限り、私たちはウィルスとともに生活をしなくてはなりません。一方で人間は新しい生活の仕方を生み出し、それに合わせて生活するようになりました。

日本でも全国的に行動自粛政策がとられ、国境どころか、県をまたぐ移動も一時制限されました。さらにこのコロナ禍に加え、日本では最近の豪雨により各地で大規模な災害に襲われましたが、これは開発に伴う地球温暖化に起因すると言えるでしょう。ご親類や知人の方が被災された方には心からお見舞い申し上げます。


さて大妻多摩の生徒のみなさんには413日の授業開始日から時間割通りに自宅で遠隔授業に参加していただきましたが、学年によってはパソコンやタブレットの使い方も直接お教えできないまま授業が始まり、戸惑われた方も多かったのではないかと思います。それでもご家族のご協力などもあって、ロイロ、ZOOMGoogleMeetや動画などを使って授業を進めることができました。61日から授業再開され、ようやく生徒の皆さんの楽しそうな声が聞こえるようになり、生徒がいなければ学校ではないと実感いたしました。それでもマスクをしているせいか、昼食中は前を向いておしゃべりしないなどのルールを守らなくてはならず、いつもの元気が見られないような気がして寂しかったです。うるさいぐらいキャーキャー言って廊下を走り回る日常を早く取り戻したいですね。


これから夏休みに入りますが、早く部活が再開されてグラウンドやテニスコートでプレイしたり、体育館でバスケやバレー、ダンスやバトンで汗を流せるといいですね。放課後の教室から吹部や弦部のパート練習が聞こえてくるのも多摩中高ならです。


夏休み期間中も従来とは異なる過ごし方をしなくてはならないかもしれません。二学期以降のさまざま行事についても新たな取り組みが必要でしょう。これらについても生徒のみなさんから積極的に意見を発信していただきたいと思います。遠隔授業で主体的学びを身に着けたみなさんですから、文化祭や体育祭などの行事についてもどんどん意見を出して学校を動かしてください。先生方も協力します。

それではみなさん、有意義な夏休みをお過ごしください。



保護者の皆さま

日頃より大妻多摩中高をご支援くださいまして誠にありがとうございます。

自宅学習という例年とは異なる方法で始まった授業でしたが、期末考査も終わり、ようやく無事に一学期を終えることが出来ました。4月の遠隔授業では保護者のみなさまのご協力なくては出来ませんでした。改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。今年度は保護者会もオンラインで実施せざるをえず、皆さまと直接お目にかかることはかなわず申し訳なく思っております。

最近の東京都の感染者増加は憂慮することがありますが、11支部のある多摩地区の私学は全校生徒登校の授業を行いつつも、都の現状に戸惑っている様子です。私共では二学期以降も最大限の感染防止策を取りつつ、広い大学棟の教室を利用するなど、できるだけ密を避けて授業ができるよう配慮に努めてまいります。

保護者のみなさまにはご健康に気を付けられ、引き続きご協力、ご支援賜りますようお願い申し上げます。

 

大妻多摩中学高等学校

校長 谷林 眞理子