大妻多摩中学高等学校

第42段

6月7日(月)
神宮前小学校 国際交流学級 訪問

 体育祭の臨休の月曜日、同僚の先生方数名と神宮前小学校の国際交流学級を訪問しました。この「国際交流学級」はインターナショナルスクールなのですが、日本で唯一「国際交流プログラム」に参加しており、公立小学校と施設を共有しています。私は今まで、公立小学校でこのような取り組みが行われていることを知らなかったのですが、矢澤先生の知り合いの方のご子息がこの学校に通われているということで、今回の見学が実現しました。
当日は天気にも恵まれ、表参道のハイカラな街並みに緊張しつつ、学校へ向かいました。校舎は、なんと、表参道ヒルズの真後ろ。ですが、周囲の木々や、緑化されつつある屋上の緑に目を奪われ、一瞬、都会のど真ん中にいることを忘れてしまうほど落ち着いた雰囲気の学校でした。

校舎の屋上

 副校長先生が出迎えてくださり、まずは国際交流学級設立の経緯などについてのお話を伺いました。(副校長先生はトルコの方なのですが、説明はすべて日本語です!)渋谷区にトルコ大使館がある関係上、在日トルコ人の児童が多いのですが、少しずつ他の国籍を持つ児童も増え、現在はプリスクール(3歳児)から小学校4年生までの、約40名が在籍しているそうです。普段の授業は英語で行われるため、神宮前小学校の日本人児童とは別々です。しかし、施設を共有しているため、毎日の休み時間や、運動会などのイベントを通して、日常的に交流があり、言葉が通じなくても、いつも一緒に遊んでいる子どもたちも多いそうです。
その後、各学年の授業内容などの説明を受けながら、校舎を見学しました。各学年の生徒数は10名未満で、教室はこじんまりとしていましたが、生徒たちの作品がたくさん展示されていて、活気がありました。

生徒の作品    教室のロッカー

学習内容(プリントなど)は、ポートフォリオ形式でまとめられており、学習の進度がすぐに分かるようになっていました。(「日本語」の授業のポートフォリオも見せていただいたのですが、生徒さんたちの日本語を書く力は、日本人と同じレベルでは!?と驚いてしまうぐらい高かったです。字もきれい!)。

ポートフォリオ    クラスのルール

ちょうど休み時間もはさんでいたので、国際交流学級の児童たちが、日本人の児童たちと遊ぶ姿を目にすることもできました。

校庭

最後に、副校長室に戻って、2010年は「トルコにおける日本年」となっていることを教えていただきました。これは、120年前のエルトゥールル号遭難事件の節目として開催されているそうです。明治時代、訪日したトルコの使節団が乗ったエルトゥールル号という軍艦が、帰路の途中、日本の沖合で沈没してしまいました。587名が死亡する大惨事でしたが、付近の日本住民の救助により、69名の船員が救出されました。日本の官民をあげた救助活動がきっかけとなり、トルコでは今日でも親日家が多いそうです。
トルコでは、小学生も知っているエルトゥールル号遭難事件。一方、自分は、自国と他国の歴史上の関わりを知らなさすぎることを痛感しました。自分の国が、他の国とどのような関わりがあり、どのように思われているのか。これから先、外国の方と知り合いになったり、外国を訪れたりする際に、その視点を忘れずにいたいと思います。
アジアの東西の両端にある、日本とトルコの友好関係がさらに深まることを祈りつつ、今回の記事を終わります。

英語科 山根