大妻多摩中学高等学校

第43段

6月20日(日)、本校の教員数名と長野へダライ・ラマ法王の講話を聴きに行ってきました。


北京オリンピックの前、聖火リレーが長野の善光寺からスタートする話がありましたが、チベットでの暴動を憂慮した善光寺側がその話を断った経緯があります。その対応への感謝の意味もこめて、今回の長野への訪問が実現しました。


善光寺は私が中学2年生のころ、毎週のように友達と自転車で遊びに行き、仏教への関心をひらかせることとなったお寺です。
一緒に行った先生方にも善光寺を案内し、お昼はやっぱりお蕎麦、その後、会場のビッグハットへと向かいました。


会場には7000人もの人々が集まっており、驚きました。
はじめに善光寺の住職方による法要があり、会場の人々も一緒に合掌して「般若心経」を朗誦するように言われました。
ほとんどの人はパンフレットに載っている「般若心経」を見ながら慣れない感じで朗誦していましたが、中学生のときに覚えてしまっていた私はパンフレットを見ずに(よってちゃんと合掌して)朗誦することができました。


ダライ・ラマ法王が姿を見せたときには胸が高鳴り、いたく感激しました!もう思い残すことはないという程に(ちょっと言いすぎですか…)
講話は2時間少々ありましたが、最初の45分ほどは「般若心経」の中の文言の解説で、会場内でも舟をこいでいる方が多数見受けられました。仏教に関する多少の知識がないと難しかったかもしれません。
その後は、今回の講話のテーマでもある「善き光に導かれて -今伝えたい心ー」のテーマに沿ったお話。そして最後に質疑応答がありました。


質疑応答は若い方が多かったのですが、ダライ・ラマ法王は次のようなメッセージを会場に向けて伝えていらっしゃいました。
日本は狭い国だから、若い人たちはもっと海外に目を向けて、出て行くべきである。中東や南米や、アジアの途上国などに。
そして、日本人は英語ができない人が多いからもっと英語に力を入れて学ぶべきであると。


その他に感じたことは、ダライ・ラマ法王は聞いていたとおり、非常にユーモアのある方なのだということ。ダライ・ラマ法王の下に集う人々はいろんな思惑を持った人がいるのだということです。この講話に参加する人々はみなチベット問題に関心のある人たちなんだろうと私は思い込んでいましたが、そうでもないんですね。
ダライ・ラマ法王のことを、何かありがたい話をしてくれるお坊さん、ありがたい話をしてくれる世界的な有名人、はたまたカウンセラーのような人とまで思っている人がいるのではないか、そんなことを感じさせる光景にも出会いました。


ダライ・ラマ法王に生で会えたことはたいへん喜ばしいことで、あとはいつかインドのダラムサラを訪ねたいという思いを強くしました。

                               国語科 矢澤