大妻多摩中学高等学校

第102段

 大妻多摩中学高等学校ラクロス部顧問田辺によるラクロスよしなしごと⑧になります。

 5月15日(日)京都市にある同志社高校グランドにて、第2回全国中学校高等学校女子ラクロス選手権大会ファイナル4(準決勝)が行われました。ラクロスでは準決勝のことをファイナル4と呼称しています。
一昨年度から新設された全国大会は、それまで東西交流記念杯という形式のカップ戦を3月末に行っておりましたが、それぞれの地区で開催されている秋季大会の結果を受けて、全国1位を決定するという目的で新設されたものです。徐々にではありますが、少しずつでもティーンズラクロスの競技人口や参加校が増えていっている中、全国規模で大会が行われる意義は大変重要であると思います。

試合開始前エール
【試合開始前エール】

 本来は3月末関東地区で開催される予定でしたが、東日本大震災のため延期となり、日程や移動を考慮して、昨年度各地区(関東・関西)秋季大会での優勝校と準優勝校によるファイナル4と決勝戦・3位決定戦のみ行うという縮小された形式での開催となりました。
本校は昨年度秋季大会での準優勝校になっており、関西地区優勝校の立命館宇治高校とファイナル4で対戦することが決定しました。

試合開始挨拶後
【試合開始挨拶後】

 本来は関東地区での開催ですが、延期されたためまとめた日程で消化することが不可能であることから、関西地区チームの負担軽減を考慮して関東チームが関西へ遠征することとなりました。
これまで遠征は関東地区内の埼玉や神奈川等にも行っておりましたが、日帰りすることが難しい関西地区の京都に決定しましたので、前日14日(土)から出発することとなりました。
もちろん土曜日は授業日なので午前中は授業を受け、午後は練習を行い、それから新幹線で京都へ向かいました。

試合開始 ドロー
【試合開始 ドロー】

 震災前は試験期間中、震災後は登校禁止となっていたので、チームはほぼ1ヶ月半ほどまともに練習を行っていない後、4月10日の春季大会開幕戦に試合が入り、4月に3試合の予選を戦いました。急に試合が入り、それまでの練習不足や身体が仕上がっていないままチームが試合準備で加速的に練習を行わなければならなかったため部員には負傷者が多く、また春は新チームとして活動を始めるので、チームとしてのまとまりや役割が定まらないまま活動を行っているので、正直申しますとこの全国大会はチームにとっての試練になるのではないかという危惧を持っていました。

ゴール前オフェンス
【ゴール前オフェンス】

試合前のアップでチームの中核であるキャプテンが以前から痛めていた足の負傷が悪化し試合出場が不可能になったため、更に難しい状況で試合に臨まなければならなくなり、急遽ポジションを変更して選手を出したため上手く機能するかどうか不安が増すばかりでした。ただチームの練習では、普段からあまりポジションを固定化しすぎることなく流動的にポジションチェンジをさせているので、選手達の適応能力を信じて試合に臨みました。

中盤での攻め上がり
【中盤での攻め上がり】

当日は天候にも恵まれ、かなり暑い環境でしたが、慣れない場所にも関わらず選手達は自分たちの可能なプレーを行い、何とか試合に勝利することが出来ました。

ゴール前ディフェンス
【ゴール前ディフェンス】

 今回の関西遠征で選手達が学んだことは、毎年春と夏に関西チームがわざわざ交流目的で関東まで足を運んで頂いていることの苦労がいかほどのことか、ということにつきます。3~4日間の合宿を行ってまで関東まで来て頂いている関西チームの苦労を関東チームとして少しでも味わうことが出来たので、今後関東チームに対して関西遠征の提案をする必要性を感じました。少しでも多くの地区でラクロスがプレー出来る環境を整えるためには、関東にお越し頂けるという状況に甘んじることなく、関東のチームから赴く必要も強く感じました。

試合終了挨拶
【試合終了挨拶】

 東京都多摩市唐木田の大妻多摩中学高等学校球技場より細々と日々ラクロスの活動を全国へ発信しております。