大妻多摩中学高等学校

第105段

中1・中2

 ◎三浦 哲郎の『ユタと不思議な仲間たち』(新潮文庫)
とにかく面白い。可愛らしい座敷わらしも登場する。でも、どことなく切なさを感じる物語。詳しくは「扉のむこう」を見てほしい。

  ◎竹山 道雄の『ビルマの竪琴』(新潮文庫)
ビルマ戦線の日本軍に、合唱の好きな部隊があった。部隊からはぐれた水島一等兵はなぜビルマに残ったのか。「おーい水島。一緒に日本に帰ろう」この叫びは……。

中3・高1

 ◎毛利 恒之の『月光の夏』(講談社文庫)
若き二人の特攻隊は、出撃の直前、小学生の前でひたすらピアノを弾いた。戦争の悲惨さをこの小説から感じて欲しい。修学旅行の事前学習に読んでみても良いのでは。

 ◎遠藤 周作の『沈黙』(新潮文庫)
キリシタン迫害史を背景とする緊迫のドラマ。神の存在とは?信仰の根源とは? 西洋と日本の思想的対立をえぐり出す小説。

高2・高3

 ◎ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』(みすず書房)
ユダヤ人精神分析学者がみずからのナチス強制収容所体験をつづったもの。1956年の初版以来、古典として読みつがれている。ぜひこの機会に。

 今、朝読書週間実施中である。朝の10分間(ほぼ10日×10分で、なんと100分)あれば意外とたくさん読める。今、朝の10分間は学校全体が水を打ったように静まりかえっている。

井の中の高野聖