大妻多摩中学高等学校

第108段

 大学が様変わりしている。

 例えば、「予備校の教材を使って補習」「クラス担任制の導入」「保護者会」「手厚い就職支援」などなど。世の中の流れなので致し方ないのかもしれないが、これでいいのだろうか?

 大学は最高学歴である。卒業すれば大多数が社会人となる。お給料をもらい、権利と義務が生じる。社会的責任も担わなければならない。まさか、就職してから「保護者会」というわけではないだろう。

 古いのかもしれないが、大学は研究する場であり、自主自立のもと自らの学問を高めていく教育環境である。

 せめて大妻多摩の卒業生は、世の中の総過保護傾向に流されることなく、6年間で鍛え上げられた「自立した社会人」になるための教育をいかし、一歩進んで活躍できる人物として評価されて欲しいものだ。

 間違いなく大妻多摩を卒業した人物には、今大学で実践されつつある「自立するための基礎基本教育」は必要ないと自信を持って言いたい。

 井の中の高野聖