大妻多摩中学高等学校

第110段

 留学中の国語科・小野の「老書生通信・第3号」です。

 大妻多摩中学高等学校ではこの土曜日(7月16日)が終業式で、中高生の皆さんは待ちに待った夏休みがいよいよ始まる、という時期になりました。今年は「節電の夏」ということで、休み中の諸活動(部活動や文化祭の準備)には、やはり様々な制限があるのでしょうか。

 大学というのはやたらと電気を消費する場所のようで(聞くところによると、都内で最も電気を使う場所は東京大学だそうです)、現在、留学先の学習院でも様々な節電対策が取られています。エレベーターは3~4割が動かず、廊下は真っ暗、教員の各個人研究室まで蛍光灯が1本ずつ外される、という徹底ぶりです。そして、何よりの節電対策ということで、前期の授業終了時期を例年よりもだいぶ早め、先週末(7月9日)に正規の授業は終了となりました。今週は前期試験、来週から夏休みです。

 大学の夏休みは中学高校よりも長い(昔ほどではなくなりましたが)のですが、大学院生には、修士論文・投稿論文の執筆、あるいは学会・研究会・勉強会での発表の準備などで、忙しく夏を過ごす人が多そうです。もちろんそういったことだけではなく、院生にとっては、この時期にどれだけ読書をするか、例えば専門とする作品や作家をじっくり読み込むということがとても重要です。私自身、ある程度まとまった時間があったはずの院生時にもっと広くいろいろなものを読んでおけばよかったと、今さらながら思います。せっかくの貴重な研修期間ですから、この夏は、後悔しないようにとにかくしっかりと読書したいと思っています。

 中高生の皆さんも、この夏休み、やるべき事をしっかりやるのは当然として、それらにプラスして読書もしっかりとして下さい。十代の時期は、質もさることながら量が大事だと思います。去年と同様、今年も暑くなりそうですが、体に気をつけてよい夏休みを。

国語科  小野