大妻多摩中学高等学校

第111段

ごきげんよう。久しぶりのサッカー四方山話です。

なでしこジャパンが女子W杯を制覇しました。決勝戦のアメリカ戦の日は、その数時間後に私は本校サッカー部の公式戦の引率をすることになっていたのですが、かまわずに最初から最後までTVで見ていました。女子サッカー関係者の端くれとして非常に嬉しい出来事でした。今回の2011年大会は第6回の女子W杯で、第1回は1991年開催だったので、男子に比べるとまだまだ歴史は浅い大会です。4年に一度の開催というのは男子と同じです。日本は過去5回すべて出場しているのですが、そのうち4回はグループリーグ敗退、ベスト8進出が1回だけということなので今回の優勝がいかに凄いものか分かるかと思います。この20年もの間に日本女子サッカー界は飛躍的な進歩を遂げたといっても過言ではありません。ですが、女子選手がサッカーをする環境というのは男子に比べるとまだまだ遅れているというのが現状です。その原因の1つが中学校での部活としての女子サッカー部が少ないということです。小学校の時に男子に混じってサッカーをやっていたけど中学でサッカーをやれる環境がなく、他競技に転向するという事例も多いようです。

大妻多摩中学校サッカー部では東京都の女子の15歳以下の各種大会に出場していますが、出場チームの大半はクラブチームです。今年8月に出場する大会では、参加32チーム中で中学校のチームは本校を含めて7チームだけです。サッカー協会は2015年までに女子サッカーの人口を30万人にするという目標を立てていますが、そのためには気軽にサッカーを始めることができる環境が必要です。だからこそ中学校の部活としての女子サッカー部が必要であると私は考えています。本校のサッカー部員は大半が初心者として入部します。本校サッカー部で育った選手が大学でもサッカーを続け、なでしこジャパンに選ばれるような未来が訪れることを夢見て、これからも唐木田の地で部員達と楽しくサッカーをしていきたいと思います。

数学科 信太