大妻多摩中学高等学校

第116段

8月17~19日、岩手県岩泉町を訪問しました。

 当初は生徒も一緒に連れていこうと考えていたのですが、余震等の心配もあり今回はとりあえず教員だけで、ということで総勢6名で訪問しました。
岩手県の岩泉町ですが、震災ボランティアに行こうという話を他の教員としていて、どの地域に行こうかと決める際に①生徒を連れていっても危険が少ない②あまりメディアで取り上げられていない、という条件を元に名前が挙がってきたのであり、正直これまで私はこの町を知りませんでした。

 さて岩泉町、どのような町だったか最初に感想を述べておきます。
自然が素晴らしい!
人が温かい!
食べ物が美味しい!
これに尽きると思います。始めは震災ボランティアでの訪問という名目だったのですが、話し合いを重ねる内にもっと長期的な支援につなげられるような取り組みをしようということになり、岩泉町の良さをめいっぱい吸収し、その中で私達に可能な支援をと模索している内に沸いてきた感想が上の3つです。

龍泉洞から流れ出る清水川陸中海岸国立公園

前置きが長くなりましたが、訪問1日目です。
盛岡市から車で走ること1時間、岩泉町に到着です。この日は岩泉町の農家のお宅を訪問し、農業体験と民泊をしました。
初日の農作業はキャベツ畑の除草作業。要は草むしりです。農家のお父さんやおばあちゃんがやり方を説明してくれるのですが、その言葉の一言一言に野菜に対する愛情を感じます。余談ですがこの地域には熊がいるらしく、おばあちゃんはこの日の午前中に熊に遭遇したそうな!
途中でもぎたて&ゆでたてのトウモロコシを頂いたのですが、甘くて本当に美味しかったです。

 夜は地域の方や役場の方と作業小屋で焼き肉をしました。この時食べた野菜も本当に美味しい!今思い出してもよだれが出そうです。
食べながら皆さんから様々なお話を伺いました。
・ 震災の風評被害で非常に痛手を受けていること。農業もそうですし、観光客も例年の2割ほどで死活問題だそうです。牛の出荷停止によ  り、肉牛を卸す農家には政府から補助が出るのですが、その場にもいらしたのですが子牛を生産する農家の家には補助は出ないそうです。
・ 過疎化の問題。本当に深刻な問題だそうです。町の小学校なども、全校生徒で30人ほどのようです。また高校を卒業して町で就職しようと思っても、働き口に限りがあるそうです。

などなど、話には聞いていても実際に訪問して目で見て、耳で聞かないとなかなか実感できません。町のために一生懸命頑張っている方々を見ているとこちらの方が元気をもらいました。

 最期に、この日の印象に残った言葉:
「困った時にお互い助け合えるような関係になれるといいですね。」

 民泊をしたお宅のお父さんの言葉です。ボランティアや支援というと、ともすると自己満足や優しさの押し売りというようにも捉えられかねないと心配していたのですが、その場限りで終わらせるのではなく、長期的に関係を続けていって双方助け合えるような間柄になっていくことが、本当の支援と言えるのかな、と思いました。その支援については現在、教員や町の方と着々と準備をしております。

 2日目についてはまた後日・・・

                                          英語科 吉田