大妻多摩中学高等学校

第132段

 定期考査が近づいてくると、生徒の質問をよく受ける。もちろん生徒は試験で高得点を目指して質問にくるのだが、その質問のなかに、「直接、試験(範囲)とは関係ないのですが」という前置きで、疑問に思った事柄をきいてくる生徒もいる。

 例えば「○○を今まで勉強してきて、私は………と思うのですが、なぜ~~なのですか?」などである。その他にも、「教科の勉強とは関係ないのですが、いつも疑問に思っていることがあります。PASMOなどのカード支払いの場合、お金はどのように動いているのですか?」などである。

 このような質問を受けるとなぜか嬉しい。試験で点数を取るためではなく、知りたいという動機から質問をするのである。「なぜ」と思ったり、教科書を読んでいて「どうして」と思うことは、とても大切だろう。このような質問をきっかけに話すと、生徒は大きく伸びるはずだ。このような生徒が一人でも増えて欲しいと思う。

 ちなみにこの2例はいずれも高校2年生である。

井の中の高野聖