大妻多摩中学高等学校

第133段

 中1 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』
   宮沢賢治の最高傑作。車窓からの風景や登場人物の風貌、
   宇宙の暗闇のなかに浮かぶ光や色彩は想像するだけで美し
   い。

 中2 小川洋子の『博士の愛した数式』
2004年の本屋大賞を受賞。全国の書店員が1番読んで
   もらいたい本に選んだらしい。数学で苦しんでいる人。この
   機会に読んでみては。

中3 カフカの『変身』
   ある朝、目覚めると、醜い虫の姿に変わっていた……。あり
   得ない異変を客観的に静かに描写する。読み始めるとなぜ
   か引き込まれる。

 高1 遠藤周作の『沈黙』
   日本人にとっての信仰とは何か。江戸時代初期の禁教のな
   か、日本に潜伏する宣教師と教えを捨てた人物との会話は、
   いろいろと考えさせられる内容となっている。

 高2 小林多喜二の『蟹工船』
   プロレタリア文学の代表作。ワーキングプアが社会問題とな
   るなか、昭和初期を題材としたこの作品が注目された。

高3 この5冊のなかでまだ読んでいない1冊があるなら、手に
     取ってみてはどうだろう。

 ここで紹介した5冊はすべて、『扉の向こう』で紹介されている。中学生はせっかくなので、『扉の向こう』を参考に良書に挑戦してみよう。

 11月9日(水)から、朝読書週間が始まる。10分間(ほぼ12日×10分で、なんと2時間)あれば意外とたくさん読める。みんなで読書に没頭しよう。

井の中の高野聖