大妻多摩中学高等学校

第159段

 ここ数日、私は複数の知人から「違和感」という言葉を投げかけられた。この言葉を受けると一瞬だが少し気持ちがへこむ。だがこの言葉の裏には、「理屈や論理で説明はできないのだが、抵抗がある」という空気があるのだと思う。物事をすべて理屈や論理ばかりで通していてはぎすぎすする。「何となくだけど、うまく説明できないけど違和感を感じる」という指摘は実は大切なことなのではないかと思った。
 このような「空気」を謙虚に感じ、理屈ばかりで物事を考えることの落とし穴を感じる今日この頃である。
 大阪を中心として、日本はこの「空気」をないがしろにしつつあるのではないかと勝手に心配している。

井の中の高野聖