大妻多摩中学高等学校

第178段

「Brigidine がやってきた!」

 9月23日(日)~10月4日(木)の間、オーストラリアのブリスベンにある Brigidine College (ブリジディーン・カレッジ)から3人の生徒さんが本校に交流にやってきました。高校1、2年生のお宅にホームステイでお世話になりながら、10日余り日本文化体験でした。

 2010年にブリスベンの Queensland University に留学していた折に、何度か Brigidine にお伺いしていたので、彼女たちの制服姿を見たときには懐かしく思いました。制服に使われているYellow and Green はオーストラリアの色です。サッカーの代表チームのユニホームもこの色です。残念ながら説明会や来年度パンフの撮影など忙しくしていたので、思っていたほど話をする機会を持てませんでしたが、時々話をすると、「日本語がやはり難しくて授業は英語以外はわからない」が、「日本や日本文化にはとても興味があるので楽しい」という返事を聞くことができました。帰国の日、新宿駅で見送った後、「無地にご家族のもとにお返しできそうなので何より」と、ホットしました。ホームステイで受け入れていただいたご家庭の皆さん、そしてクラスの皆さん、本当にありがとうございました。

 ところで、彼女たちが本校にいる間、一つ心配していたことがりました。それは Morning Tea という彼女たちの習慣のことです。元々はイギリスの習慣で、オーストラリアの学校でも行われているものですが、お昼前、2時間目終了後の「おやつタイム」のことです。オーストラリアの学校では、小学校から、もちろん公立、私立の区別なく、生徒達は各々自由にお菓子やサンドイッチ、ジュースを飲むことが許されています。もちろん先生達も、です。私も Brigidine に行くと、先生方と一緒に Morning Tea をいただきました。驚きなのは、生徒達は教室の中で食べてはだめで(おそらく、匂いなどのため授業に差し障りが出ない配慮かと思います)、晴れていれば屋外で、雨ならば廊下で食べるのです。10:30頃になると、校庭や廊下、階段は幸せそうにお菓子を囲む生徒達のグループでにぎわいます。本校の生徒達には、うらやましい話ではないでしょうか。でも、その Morning Tea がこちらにはないので、お腹が空かないかと勝手に心配していました(笑)。最終日、新宿駅に見送りに行った時に聞こうと思っていたのに、すっかり忘れていました。

 今度は本校の生徒を何人か、Brigidine に派遣できれば良いと考えています。両校の交流が進むことはもちろんですが、Morning Teaのように、世界には日本の価値観では考えられない異文化があることを若い人たちに感じて欲しいのです。そして、語学力の大切さや異文化の人たちの中で生きていくのに何を育てておかなければならないのかに気づいて欲しいのです。大妻多摩の教育目標の一つに、「社会貢献できる人材の育成」がありますが、今の時代、その「社会」とは「国際化の社会」に他なりません。領土のことで色々と近隣諸国ともめている昨今ですが、このような難局でこそ、国際性を持った有能な人材が必要とされます。本校の生徒たちの中から、そのような人材が生まれることを期待したいです。そして今後の大妻多摩の国際交流プログラムが発展するように努力したいです。

英語科 伊藤