大妻多摩中学高等学校

第179段

3学期に入り、高3の授業もなくなり、文字通り「つれづれ」になりましたので、久しぶりによしなしごとをつづってみたいと思います。

昨日から安倍首相がベトナムを訪問していますが、私も年末に4年ぶりにベトナムのハノイへ行ってきました。12回目です。4年前は安川前校長をはじめ教員有志でベトナムを見に行ったのですが、今回、4年前と比べて大きく変わったなと感じたことがありました。

ベトナムはバイク天国で、その交通マナーの悪さは以前から有名です。
日本と違い、走っているバイクや車が優先で歩行者を優先させる意識は全くなし。横断している歩行者にどけと言わんばかりに平気でクラクションをビービ―鳴らしてきます。信号を守るバイクや車は半分くらい。目の前を横切る車列に平気で突っ込んでいきます。
これで事故が起こらない訳がありません。日本大使館によるとベトナムで交通事故に巻き込まれるリスクは日本の10倍といいます。
このような状況は今に始まったことではないのですが、今回久しぶりに訪問して、一層悪くなっている気がしました。

どこの国でも同じなのでしょうが、経済が発展するにつれて、人々が自己中心的になってきているのではないか、そんな感じがしました。以前はもっと人々は素朴だったんですが…。
事実、今まで11回も訪問して、交通事故を目撃したことは一度もありませんでしたが、今回は4日間の滞在中、2件も目撃しました。バイクにひかれて大泣きしている女の子。大晦日に大型トラックに巻き込まれ亡くなっていた男性。

数年前までベトナムはBRICsに続く新興経済国として発展すると見られていましたが、汚職のはびこる政治構造等が原因でベトナム経済は現在は伸び悩んでいます。
交通マナーひとつを見ても、秩序あるルールを作り、それを守るような国民気質になっていかないと更なる発展は厳しいのかなと感じた今回の訪問でした。

国語科 矢澤

ベトナムの街角
※上の写真はバイクの数はまだまだ少ない方です。

大通りや朝夕のラッシュ時はバイクの洪水です。