大妻多摩中学高等学校

【校長室より】「風邪がはやっているようです。なので、外から帰ったら必ずうがいをしましょう。」

「風邪がはやっているようです。なので、外から帰ったら必ずうがいをしましょう。」

 

最近気になる言葉の一つに、接続詞として使われる「なので」があります。いったん文が終わって、次の文の最初にくる「なので」のことです。文法の本を見ると、本来「なので」は、

 

「私は風邪なので、学校を休みます。」

 

のように接続助詞として用いる言葉です。また、「なので」は、断定の助動詞「だ」の連体形「な」と理由や原因を表す接続助詞の「ので」とが結びついたものとも考えられ、いずれにせよ、なになに「なので」と続くのが一般的であり、文頭にくることはないと書いてあります。

接続詞は文と文とをつなぐときに使われるので、「だから」、「ですから」、「それで」、「ですので」、「そのために」などと言うのが正しいのではないでしょうか。書き言葉になると「故に」とか「従って」と言うかも知れません。

青空に映える紅葉と図書館棟
青空に映える
紅葉と図書館棟

最近若い人たちの話し言葉に、この「なので」が頻繁に出てくるので私としてはとても気になっているのですが、これは年代にも関係あるようです。インターネットでも検索してみたら、確かに文頭の「なので」は間違いだと指摘する投稿もたくさん見つかりましたが、60代以上の人たちは使わないと書いてあるものもありました。なるほどね。

先日ある研修会の講師の方がさかんにこの「なので」を連発なさるので、かんじんの話の内容より何回「なので」を使うのかが気になって仕方がありませんでした。時代の流れで言葉の使い方も変わるのかも知れませんが、文法的に間違っている使い方にはどうもなじめません。