大妻多摩中学高等学校

【校長室より】一本の織糸が集まって一枚のタペストリーが完成する!!!

1階の廊下に2015年度の「欅祭」パンフレットの表紙のイラストが貼られていますが、どれも力作! 今年のテーマは「織糸」で、「生徒一人ひとりが一本の糸となり、欅祭という一枚の作品を創り上げていくという意味が込められて」いるそうです。選ばれたイラストは二人の高校生と織物が描かれていますが、背景も人物も動きがあってとても素敵です。毎年大妻多摩らしいテーマがあると思いますが、今年のテーマもコンセプトは大妻多摩中高にぴったりですね。

つまり、あなた一人がいなかったら、一枚のタペストリーは完成しません。わたしなんかいなくたってみんなで出来るでしょ、ではありません。あなたの力が必要なのです。

 

欅祭 パンフ表紙の応募作品
欅祭 パンフ表紙の応募作品

 

大妻多摩のすばらしさは、中高一貫の良さが十分に生かされている点であり、体育祭や文化祭、部活などでも高校生が中学生を指導することによって、責任感や協調性が培われる点にあると思います。でも、チームワークだけでなく、生徒一人ひとりの個性が生かされていると感じることもよくあります。イラストが得意な人、ピアノが上手な人、字がきれいな人、お菓子作りが得意な人、ヒップホップダンスがうまい人など。
コタカ先生は「人前で何か一つ披露できるものを持つ事は大切だ」とよくおっしゃったそうです。「わたしはこのことに関しては他の人に負けない」ということは自信につながります。

 

文化祭開催中
文化祭開催中

 

コタカ先生はお子さんのころお琴や三味線などのお稽古事に通われたそうで、大人になっても音楽を聞くと心が安らいだと書いていらっしゃいます。特に戦後すぐの公職追放のときにはお琴をひくことによって昔を偲び、孤独な心を慰めていたということです。(『ごもくめし』) 「へたの横好き」と先生はおっしゃいますが、「好きこそものの上手なれ」というように、そのことが大好きで続けていくうちに他の人には及ばないような技能を身につけるものです。天才と呼ばれる人でも、他人の見えないところで血のにじむ努力をしているかも知れません。