大妻多摩中学高等学校

【校長室より】「理想は高遠に実行は足元から」

タンポポ

キャンパスに咲くタンポポ

この言葉はもともとは大妻コタカ先生のご主人である大妻良馬先生の主義であり、コタカ先生のモットーにもなっている言葉です。良馬先生は「理想を高遠なところに置かないと、小成に安んじたり、卑屈になったりする」とおっしゃっています。すなわち、理想は大きく高く遠くに求めなさい、でも、足元から一歩一歩地道に努力しなくては何事も成功しないということです。

「イギリスとかアメリカに行けば英語を話せるようになりますか」と聞かれることがよくあります。そんなときには「あなた自身が必死になって勉強しなければ英語なんて絶対うまく話せるようになりませんよ」と答えます。一見ぺらぺらと挨拶を言ったり相づちをうてるようになっても、大切なのは話の内容です。映画でも、文化でも、あるテーマにそってつっこんだ話が自由にできなくてはコミュニケーションが成立したとはいえません。大妻多摩に入学しただけで安心してはいけません。毎日の勉強の積み重ねが難関校合格の近道なのです。

先日、このようなブログにぶつかりました。岩手の「月の輪酒造」の杜氏である横沢裕子さんが、自社のお酒を売り込むために、母校大妻学院の「理想は高遠に実行は足元から」をもじって”Think Globally, Drink Locally” (世界規模で考えて、地元の酒を飲もう)という言葉をデザインしたTシャツを作ったという内容です。横沢さんはお父様のお仕事を引き継いで杜氏になり、新しいお酒を開発しています。横沢さんは「世界の食を楽しみながら、日本の食と酒を楽しみましょう」という意味でこのTシャツを作ったとか。女性杜氏として活躍していらっしゃる横沢さん、コタカ先生の建学の精神を生かして、さらなるおいしいお酒を生み出されるよう応援したいと思います。