大妻多摩中学高等学校

【校長室より】ご挨拶

 2015kouchou0409
写真は姿を映す手鏡と古民具の糸巻です。

今年度から大妻多摩中学高等学校の校長になりました谷林眞理子です。どうぞよろしくお願いいたします。

今年は東京の桜の開花は例年より早く、入学式を迎えるまでに満開になりました。4月7日の入学式当日はあいにくの小雨模様、桜の花びらが舞い、校舎の前はピンク色の水たまりができていました。160名の中学一年生はご両親やおじい様、おばあ様方と一緒に緊張の面持ちで入学式に臨みました。花村理事長はじめ大妻学院の理事の先生方をご来賓に迎え、厳粛な式が執り行われました。

大妻多摩中学高等学校の母体となる大妻学院は、今から約100年前に、女性が社会で自立できるようにと、大妻コタカ先生が千代田区麹町に裁縫と手芸の塾を開いたことから始まります。家庭にミシンのなかった時代に、女性は家族の着物や布団など、なんでも手で縫わなくてはなりませんでした。一人で縫物をしていても上達しません。結婚前のお嬢様たちはコタカ先生の塾に通うことによってますます技術を上達させ、展覧会に出品できるまでになるのです。

大妻学院の校章は〇に糸巻から出来ています。〇は円満とか和合を表し、さらに姿を表す鏡、心を映す鑑を表します。糸巻は裁縫には不可欠な道具ですが、この校章には女性が知識と技術を磨き、家庭でも社会に出ても自立した人間として成長してほしいという願いが込められています。大妻学院は創立されてから今年で107年を迎える伝統校ですが、私はこの校長ブログで、大妻コタカ先生のお言葉についてわかりやすくお話ししようと思っています。またその時々の学校行事や多摩の自然についても写真を交えながらご紹介します。